1986年のテレビドラマ放送開始から40年。世代を超えて愛されてきた『あぶない刑事』の誕生と軌跡に迫るドキュメンタリー映画『あぶない刑事ドキュメンタリー 共犯』が、2027年1月1日より新宿バルト9ほかで公開される。今回作品に登場するのは常識破りの刑事ドラマを本気で作り上げてきた、20人を超えるスタッフたち。40年間、私たちを夢中にさせ続けた『あぶない刑事』は、いったいどのように生まれたのか(以下、敬称略)。
20人を超える“共犯者たち”の証言。タカ&ユージもボイスコメントを寄せる
舘ひろし演じる鷹山敏樹(タカ)と、柴田恭兵演じる大下勇次(ユージ)。
ダンディーで、セクシーで、刑事らしからぬファッションや会話、音楽と一体になったアクションは、それまでの刑事ドラマのイメージを鮮やかに塗り替えた。
しかし、『あぶない刑事』の魅力は、タカとユージの格好よさだけでは語り尽くせない。
横浜の街を疾走するF31レパード、音楽が流れた瞬間に高まる緊張感、洒落たセリフの応酬、そして登場人物たちの間に流れる、言葉にしなくても伝わる信頼。脚本、演出、撮影、照明、編集、音楽、カーアクションetc。様々な要素が絡み合って『あぶない刑事』の世界観は完成する。
本作では、シリーズの制作に携わってきた総勢20人以上の『あぶ刑事』各分野のプロフェッショナルたちがが証言者として登場する。
脚本家の柏原寛司、丸山昇一、大川俊道をはじめ、監督の村川透、原隆仁、成田裕介、鳥井邦男、撮影監督の浜田毅、柳島克己、ガンエフェクトを担った納富貴久男ら、シリーズの歴史を築いてきた面々が集結した。主演を務める舘ひろしと柴田恭兵もスペシャルボイスコメントを寄せている。
それまでの刑事ドラマの常識を覆そうとした企画の立ち上げから、2024年公開の映画『帰ってきた あぶない刑事』まで。その舞台裏には、予定調和では生まれないアイデアや、ギリギリまで面白さを追い求めた作り手たちの熱量があった。
公式サイトではタイトル「共犯」の由来に絡めて「俺たちは共犯なんだ。そういう関係にないと面白いものは作れない」というメッセージが掲げられている。
ドラマ時代のタイトルが必ず漢字2文字だったこともあり、あぶ刑事ファンの心をくすぐるネーミング。その濃密な関係性を、「仲間」ではなく「共犯」と表現するところにも、『あぶない刑事』らしい美学がにじむ。
『あぶ刑事』シリーズを知り尽くす一倉治雄監督がメガホンを取る
ドキュメンタリー映画の監督を務めるのは、テレビドラマ『あぶない刑事』で助監督を経て監督デビューを果たし、映画『またまたあぶない刑事』や『あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル’98』などを手掛けた一倉治雄。
一倉監督自身もまた、『あぶない刑事』の歴史を間近で見てきた当事者のひとりだ。本作では、スタッフたちの証言をドラマや映画の本編映像、貴重な記録映像や資料とともに紡ぎ、シリーズ誕生から現在までの40年を約90分に凝縮する。
タカとユージに憧れてサングラスをかけた人。レパードが走り出すだけで胸を高鳴らせた人。サウンドトラックを聴きながら、見慣れた道を横浜の街に重ねた人。映画館の暗闇で、帰ってきたふたりの姿に胸を熱くした人――。
40年間、『あぶない刑事』は画面の中だけで完結する作品ではなかった。観る者の記憶や人生と結びつき、それぞれの心の中で生き続けている。
作品を作り上げたスタッフが“共犯者”なら、その格好よさを信じ、何度も作品を見返し、次の帰還を待ち続けるファンもまた、『あぶない刑事』という長い物語を支えてきた共犯者なのではないだろうか。
2027年の元日公開の本作でタカとユージの背後にあった、もうひとつの『あぶない刑事』を堪能してみたい。
作品情報
『あぶない刑事ドキュメンタリー 共犯』
- 公開日:2027年1月1日(金)
- 公開劇場:新宿バルト9ほか
- 監督:一倉治雄
- 構成:阪上有紀子
- インタビュアー:市来満
- ナレーター:タスク
- スペシャルコメント:舘ひろし、柴田恭兵
- 制作協力:APP
- 企画・製作:セントラル・アーツ
- 配給:東映ビデオ
- コピーライト:©2027 セントラル・アーツ
- 公式サイト:https://www.toei-video.co.jp/abudocu/

