どこで会える? 野生のねらい目はタスマニア州、日本では2園だけ
ウォンバットは3種類いて、いずれもオーストラリアにしか生息していません。南東部の森林地帯やタスマニアに暮らすヒメウォンバットに対し、ミナミケバナウォンバットは南オーストラリア州を中心とした乾燥地帯の住人。同州の「州の動物」にもなっています。そして最も希少なキタケバナウォンバットは、クイーンズランド州の限られた場所にしかいません。
ヒメウォンバットに会いに行くならタスマニアがねらい目で、クレイドル・マウンテンやマリア島はウォンバットファン垂涎の目的地。タスマニア州政府観光局のInstagramやTikTokのアカウントでは、棒や柵にお尻をぐりぐり押しつける姿などかわいいウォンバットの映像がたくさん投稿されていて大人気となっています。
@tasmania Sometimes you just have to scratch that itch. 📍 Maria Island, @eastcoasttasmania 🎥 @janeacorkhill ⚠️ Please keep a respectful distance from wildlife (at least 2m), so they can continue to be just that: wild.
♬ original sound – ArchiveAmhara
タスマニア州政府観光局公式TikTok(@tasmania)より。マリア島で自転車にお尻をこすりつけるウォンバット
ちなみに、キタケバナウォンバットはクイーンズランド州政府によると3種のなかで最も大きい種ですが、1982年には35頭だけになっていました。保護活動で数はかなり増えましたが、今も個体の95%が1カ所に集中していて、絶滅の危険は高いままとのことです。
また、ウォンバットは日本で会える場所もごくわずか。大阪府池田市によると、かつては札幌市円山動物園や多摩動物公園など6つの園で飼育されていましたが、今は長野市の茶臼山動物園と池田市の五月山動物園の2園だけです。
大阪府池田市の五月山動物園には、1990年にオーストラリアから「動物親善大使」としてウォンバットがやってきました。オーストラリア国外で初めて繁殖に成功したことでも知られています。現在はワイン、フク、ユキに、2025年10月に仲間入りしたリクとソラを加えた5頭が暮らしています。なかでも1989年生まれのワインは、世界最高齢の記録を更新中。ただし同園はリニューアル工事のため休園しています。
そのため、今実際に会いに行けるのは長野市の茶臼山動物園だけ。長野市の発表によると、同園の「ウォレス」は今年30歳を迎えました。



