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明太子とサバの競演! ふくやの進化系サバ缶「明太王鯖」/至福の鯖百選[59]

明太子とサバの競演! ふくやの進化系サバ缶「明太王鯖」/至福の鯖百選[59]

最近“進化系”が急増中の「サバ缶」。前回の「バターチキン風サバカレー缶」に続き、今回は明太子との夢の競演。しかも手掛けるのは、日本で初めて明太子を売り出した福岡県の老舗店。一体どんな缶詰なのか、どんな味なのか! サバジェンヌが実食レポートです。

perm_media アレンジレシピもあり! 進化系サバ缶「明太王」を画像でチェック navigate_next

明太子のパイオニアが“サバ缶界の大吟醸”とタッグ!

進化系サバ缶が続々と登場する2021年。ついに! まさかの「魚介」がサバ缶に投入された。なんと「明太子入りのサバ缶」が登場!

その名は「明太王鯖」(実際の商品名は魚へんに青)。

「明太王鯖~さばの明太子仕立て オリーブ油漬け」(900円)。
脂ののったサバと、老舗が技を凝らした明太子の競演! 王冠をかぶった「明太子カラー」の赤いサバが目印

明太子といえば福岡! 発売したのは、福岡県福岡市の『ふくや』。日本で初めて明太子を売り出した老舗が、サバと明太子をドッキングさせてしまったのだ。ひゃー。

今年創業74年となる明太子のパイオニア『ふくや』。創業の地・中洲に本店を構える

「明太子INサバ缶」の経緯をお伺いするべく、ふくやマーケティング部 販売促進課の原口祐汰さんに、お話をお伺いした。

じつは、ふくやの明太子×魚介缶コラボは、これが初めてではない。

「そうです。弊社では明太子味のツナ缶『めんツナかんかん』を販売しています」と原口さん。

フレーク状にした国産のビンナガマグロと明太子を使ったツナ缶は、2015年に発売されるなり半年で100万缶を売り上げ、現在累計600万缶を突破するという大ヒット商品だ。

大ヒット商品「めんツナかんかん」(1個300円)。写真の「レギュラー」ほか、辛みを増した「辛口」、明太子を増量した「プレミアム」がある

「めんツナかんかんに続く商品を、という話が持ち上がり、食卓によく出てくるものとのコラボを検討しました」(原口さん)。

白羽の矢があたったのは、「サバ」だった。

「サバ缶ブームということもありましたが、やはり福岡といえば、サバ。親近感のある魚です。常温で持ち運べる『博多土産』になったらという想いもありました」と原口さん。

サバ缶の製造は、福井県小浜市「福井缶詰」に依頼した。福井缶詰といえば、鯖街道のお膝元・小浜市に本社を構え、絶品のサバ缶を送り出している。

じつはジェンヌさん。福井缶詰のサバ水煮缶ならば100缶サバ缶が並んでいても、見分ける自信がある

なぜなら「缶汁が澄みきっている」から。

サバを缶にいれ、いったん蒸して、余分な水分や脂分を除去してから加工するという独自の下処理を施すため、見た目が違う!

お味のほうも、雑味がなく後味「スッキリ」で、止まらなくなる。

そして、このスッキリ感は、ふくやの明太子にも共通するところがある。

「澄みきった辛み」だ。

原口さんに、ふくやの明太子のこだわりを解説していただいた。「大きくは3つあります。まず、もっとも重要なのが原料選びです」。

ふくやの明太子。厳選した素材、秘伝の調味液で仕上げた味わいは多くのファンをもつ

ふくやが明太子づくりでもっとも大切にしていることが、良質な「たらこ(スケトウダラの卵巣)」を使うことだ。

たらこは、成熟度によって味が異なる。その中でも、皮が薄めで旨みがしっかりある「真子」と呼ばれる、最も明太子に適した状態のものを、鮮度バツグンで仕入れる

そして、「素材のよさをいかした味付け」。
「わたしどもが明太子づくりに使う調味液は、いたってシンプル。他社では、お酒やみりん、醸造アルコールを使うこともあるようですが、もともとの素材のよさをいかすために、『最小の味付けで最大の美味しさ』を目指しています」(原口さん)。
つまり、コンディションの悪い素材を、味付けでごまかす、といったことはありえないのだ。

そして「唐辛子の配合」。
「唐辛子というと、辛みに目がいきがちですが、わたしどもでは香り、甘み、辛みを考慮してブレンド。そこに、隠し味を加えた調味液に、ほどよく漬け込みます」と原口さんが説明する。
明太子の外側は、唐辛子の風味、そして中はたらこの旨みが感じられる、というのがふくやの明太子なんです」。

たしかに、ふくやの明太子の魅力は、雑味のないスッキリ感。

そう、明太王鯖は「二大スッキリ」、澄みわたるサバ缶と明太子の魅惑のコラボレーションなのだ。

使用するのはビッグサイズ! まさに“王サバ”

「明太王鯖」に使用するサバは、もちろん明太子同様、厳選された素材。

9月中旬から10月にかけて最も脂が乗る時期に漁獲されたノルウェー産のサバ。なおかつ500~800gの大型サイズ!! そうです、まさに「王サバ」です!

ノルウェー産の大型サバを使用。体脂肪率は30%前後。バリバリの脂ノリ!

サバの鮮度を落とさないように半解凍の状態でカットしたのち、ていねいに手作業で血合いを除去し、ひとつひとつ缶に詰めていく。

サバの鮮度を維持するために半解凍状態でカット、手作業で詰めていく

前述したように、サバが詰められた缶をまず30分間蒸し上げ、缶にたまった煮汁を除去して雑味をとる。

続いて明太子が入った調味液を投入。調味液には明太子の漬け込み液も加えている

明太子が入った調味液を充填。明太子の量はたっぷり14%!

そののち、極上のサバと明太子をつなぐオリーブオイルを加える

「明太子と油は相性がとてもいいんです」と原口さん。「油に明太子の旨みがにじみ出るんですよね」。

それは、ふくやの日本初「明太子の缶詰」である、「缶明太子 油漬け」で実証済みだ。

「缶明太子油漬け」。明太子と綿の実からごく少量しか採れないという「綿実油」を使用

そして「明太スパゲティ」「明太チャーハン」など、おなじみのメニューは明太子と油の魅惑のマリアージュの最たるもの!!

明太子とオリーブオイルという新たな衣装をまとったサバ。史上初のコラボを実食!!

【実食】サバと明太子が一体化した極上の仕上げ

缶を開けると、たしかに明太子のつぶつぶをまとったサバ! ついに同業者(?)とコラボしてしまったか、きみ(涙)。

缶いっぱいに入った大きなサバの上には、たっぷり明太子。そして、福井缶詰の技! 澄んだオリーブオイルの中に輪郭をしっかり保ったサバの身と、赤いつぶつぶ。一点のにごりもない。美しい(涙)

食べてみる。サバと明太子が見事に一体化している!!

たんに「サバと明太子を缶詰に入れました」ではない。一流のサバと明太子の競演は、1缶として「極上仕上げ」!!

上質な脂ノリ、とろけるような味わいのサバに寄り添う、明太子の「旨み」、プチプチ食感。両者を包み込むオリーブオイルのまろやかさのあとに、駆けぬけるシュッとした辛み。すべてがサバらしいマッチング!!

明太子って、こんなに旨みがあって、サバにぴったりの相性だったのか……としばし感無量。うーん、どれも出すぎてるわけではなくて、トータルナイスサバランス。

そーしーて! 特筆すべきは「缶汁」のハンパない美味しさ! サバと明太子の旨みがしみこんだオリーブオイルは、ダブルの旨みが炸裂。明太子のプチプチも爽快で、缶のうらぶたを思わずなめてしまったほど(おい)。これは「ドレッシング」や「ソース」として絶対使える!

明太王鯖は常温でも美味しいけれど、加熱してもバツグンの美味しさ。そうです。「アヒージョ」的になるの! 上質なサバの身はホックリ、明太子の味わいもバッと引き立つ。バケットでぐいっぐい缶汁ぬぐいまくりが止まらない(涙)。

そして、もちろんいろいろアレンジも楽しめる。

原口さんのイチオシはサバサンド
「この大きなサバのボリュームをいかしてまるごとパンにのせて『迫力の明太王鯖サバサンド』で味わっていただけたら。明太子が入ったオリーブオイルがパンにしみて、本当に美味しいです!」

大きなぶつ切りサバをダイナミックに味わうなら、サバサンドがおすすめ

ジェンヌさんもサバサンドにしてみました。

大ぶりサバと明太子、そして、魅惑の缶汁がしみしみ。ううぅぅぅ、うぅぅぅ。これだけで十分美味しい。つまみに最高……

ジェンヌ作、シンプルな「明太王鯖サバサンド」。くるみ入りブレッドでサンド。ニンニクすりおろしをプラスするといよいよ、ワインやらハイボールやらがエンドレス……

サッカー界に「明太王鯖」ファンがいた!

じつは明太王鯖の大ファンがいる。地元・アビスパ福岡の志知孝明選手だ。

サバ缶が大好き! という志知選手。じつは明太王鯖のラベルを志知選手仕様にしたコラボ商品「明太王鯖 志知缶」も限定発売され、お気に入りのレシピは「明太王鯖の炊き込みごはん」だそう。

ベスト電器スタジアムで行われているアビスパ福岡ホームゲームでは、この炊き込みご飯が「志知ライス弁当」も販売され、好評を博した。

「志知ライス弁当」(現在は発売終了)。志知ライスは、明太王鯖とマイタケを、調味料、ニンニクとともに炊き込んだごはん。 明太王鯖HPでレシピ公開中!

そのほかにも、具だくさんの味噌汁や、南蛮漬けアレンジもおすすめだそう。

サバの旨み、明太子の食感が楽しい「明太王鯖味噌汁」

明太王鯖を野菜と一緒にマリネした「地中海風南蛮漬け」

というわけで、ジェンヌさんもいろいろやってみました。

明太王鯖でパスタは最高! ですが、そりゃもう、「万人承知の美味しさ」なので、それ以外をご紹介!

ジェンヌさんイチオシが「明太王鯖タラモサラダ」。ゆでたじゃがいもにたらこ、オリーブ油を入れるギリシャ料理の「タラモサラダ」アレンジだ。極上のオリーブオイルとサバと明太子。もう、ワインがすすむったらありゃしない!

「明太王鯖タラモサラダ」。ゆでてつぶしたジャガイモに、明太王鯖を缶汁ごと加えて、ニンニクすりおろし、コショウも加えて混ぜる。味が足りないときは塩で調整。ああ、ワイン~(涙)

そして!! 福岡リスペクトシリーズ!

福岡ならではの「高菜」と組み合わせた、「明太王鯖高菜かまたまうどん」。明太王鯖は高菜と組み合わせると、よりパンチがきいて旨い!! そこにオリーブオイルとたまごの効果で、魅惑のとろけっぷり。

「明太王鯖高菜かまたまうどん」。ゆでたうどんに明太王鯖と、高菜、たまごをオン。しょうゆかめんつゆを少し(少しでいいです!)入れて、よーく混ぜて食べる。福岡カルボナーラ♪ もちろん、ご飯に変えて「明太王鯖高菜TKG」でもうまかー

しつこいけれど、缶汁がすさまじく美味しいので、タレ的に有効活用したい!! というわけで「明太王鯖酢もつ」

福岡ならではの「酢もつ」にかけてみました。あららー、サバの旨みを吸い取った豊かなオリーブオイルの味わいと明太子の辛みで、酢もつがバージョンアップ!

「明太王鯖酢もつ」。酢もつに明太王鯖の缶汁をかける。ちょいすだちなど香酸かんきつを搾って。焼酎がすすむー

それにしても、サバと明太子はお互いのよさを引き立て合う名コンビ。なんだかさらなる可能性が見えてくる。楽しい~。

サバと明太子の熱愛関係@福岡。サバらしい! ぜひお試しを。

取材・撮影/池田陽子

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
このグルメ記事のライター
池田 陽子

サバファンの集い「鯖ナイト」や、日本中のサバ好きが集まる「鯖サミット」などの活動を担う「全さば連(全日本さば連合会)」広報担当/サバジェンヌとして活躍。本業は薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト。著書に『ゆる薬膳。』(日本文芸社)、『缶詰deゆる薬膳。』(宝島社)、『春夏秋冬ゆる薬膳。』(扶桑社)、「ゆる薬膳。」はじめたらするっと5kgヤセました!(青春出版社)、『サバが好き!』(山と渓谷社)など。 ■サバに関する情報をみんなでシェアする「全さば連Facebookグループページ」がスタート。サバ関係者、そしてサバファンの方々、どなたでも参加可能。

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