カンデオホテルズが朝食ビュッフェのコンセプトとして掲げるのは、その日の朝の“心と体が求める食べあわせを、思いのままに、食べる幸せ”なんですが、いざビュッフェ台の料理を見て驚いた。
もちろん定番は全て揃ってる。サラダバーとか、定番というよりはちょっと凝ってるダシで味わえる「お茶漬けバー」に、北海道産大豆「とよまさり」を使った毎朝作りたての「手作り豆腐」なんていうのもある。
毎朝ホテルで焼くクロッワッサンなんて、認定されるハードルの高さで有名な「AOP(ECの原産地保護呼称)」のバター100%だ。
ホテルの朝食ビュッフェとしては、「オオッ!」と思うような料理が充実してるんですよ。
枕崎産削り節の一番出汁を使ったという「出汁カレー」。「秋野菜ときのこのトマト煮込」。「大根とじゃこ天のおでんだし」。そして「大豆ミートとかぼちゃのそぼろ煮」。「厚揚げと野菜の八丁味噌炒め」。
まったくもって想定してなかった料理が並んでる!
たしかに定番メニューだけじゃ、その日の食べ合わせに新しい発見や感動がないけれど、こういう料理が、季節ごと、日替わりごとで登場するそうでして、そうなると、これは組み合わせる食の楽しみが一気に倍増である!
そして“食べ合わせ”どころか、ふたつの料理が混ざっちゃっても旨い!
よくカレーにベーコンだのソーセージだのをトッピングして食べたりしますが、「出汁カレー」に「秋野菜ときのこのトマト煮込」を混ぜて食べたらなんともいえないハーモニー。もう品はないけど両者をグチャグチャに混ぜてカッ込んでみるとさらにまぁ〜旨い‼︎
それぞれの料理が似たような味付けってワケじゃないんですよ。なのになぜか合う。合うというより合った瞬間、また新しい世界に突入する。
すべての料理が、素材選びから調理に至るまで水準以上のクオリティを保つことで可能な芸当なんでしょうね。そしてこういう美味しさって何気なくすごいと思うんですよね。一言でいえば「卓越した何気なさ」ってヤツでしょうか。
あ、「きのこけんちん汁」は、なにとも混ぜなかったけど、これもゾクッとしたくらいイケました。それにしても朝食ビュッフェの汁物がけんちん汁ってあまり聞かないよ。今考えてみれば。これも「卓越した何気なさ」だ。
あまり聞かないといえば、全国展開してるホテルだけに、その地方ならではの各店舗限定のメニューもあって、四国の愛媛・松山は「鯛めし」。奈良・橿原は「古代米粥」。長崎にいたっては「トルコライス」も登場するという。朝に食べるトルコライスってのもオツだろうなァ〜。
そして、カンデオホテルズといえば、実はサウナを充実させた「スカイスパ」と呼ばれる大浴場も売りなんですね。ちなみに「カンデオホテルズ東京六本木」でも最上階にこの「スカイスパ」が鎮座しております。
朝、早起きしてサウナでシャッキッとしてから、この卓越した何気なさの朝食を味わえば最高だろうなァ〜。そう思って、実際に泊まって体験しました!
最高超えて、オレまでが卓越した人間になった気分でした。
【最低価格保証】カンデオホテルズは、展望露天風呂やサウナ、快眠シモンズベッド、ビュッフェ健康朝食などが自慢のワンランク上の4つ星ホテルです。観光やビジネスに最適な立地です。
[住所]東京都港区六本木6-7-11
[電話番号]03-5413-6950
[朝食の営業時間]7時〜10時(9時半最終受付)
[料金]2200円(朝食料金込みの宿泊プランあいり・詳しくはHPにて)
※宿泊者以外も利用可能。その場合は2420円
取材・撮影/カーツさとう
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