おとなの週末・京都旅 【画像ギャラリー】「丹後あおまつ号」は予約不要の観光列車 城下町の面影を残す京都・久美浜で見つけた名物 #京都#和菓子#旅#温泉 記事に戻る かぶと山から望む久美浜湾。手前の内海はプランクトン豊富でカキの養殖が盛ん。小天橋が日本海と久美浜湾を隔てている。京都丹後鉄道「丹後あおまつ号」は予約不要、普通運賃のみで乗車できる観光列車。運行は1日2本(片道)で西舞鶴から豊岡まで走るのは午後便のみ。(最新の運行情報は京都丹後鉄道HPで確認してください)数々の車両デザインを手掛けてきた水戸岡鋭治氏による天然木を使用したモダンな車内インテリア。ソファ席やカウンター席など様々な席タイプがありゆったりと景色を楽しめる。丹後神崎駅と丹後由良駅の間にある由良川橋梁ではまるで水の上を走っているかのような絶景が楽しめる。画像提供:WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)切妻屋根を持つ久美浜駅の建物は、明治時代の久美浜県庁を再現したもの。お土産やレンタサイクルもこちらで。かつては料理旅館だったという目抜き通りの三階建ての建物は現在カレー屋さん。近年はUターンやIターンで若い人たちが増え新しいおしゃれな店も増えつつあるそう。白壁に板塀が美しい「豪商 稲葉本家」。現在は京丹後市の所有で地元のNPO法人が運営している。入口を入ってすぐ、地元の物産品や土産物を扱う土間のスペースに続く母屋は、松の梁やケヤキの柱が目を引く吹き抜け天井が見事。手づくりのぼたもち1個と玉露やコーヒーのセットは570円(税込)~。お持ち帰りは6個入り900円(税込)がお得。母屋に面した枯山水は仁和寺の桜守でもあった16代佐野藤右衛門の作庭。久美浜湾をイメージし、松の木は天に昇る龍を表現している。明治期に5年をかけて作られた邸宅は、壁や天井に模様を投影する透かし彫りの欄間や柾目の床柱など贅沢な造りが目を引く。〈ばら寿司〉の持ち帰り用は750円(税込)。吟松亭では〈本家のばら寿司定食〉1,300円(税込)としてお吸い物、サラダ、ぼたもち1個のセットがいただける。『如意寺』の開基は奈良時代。天平年間(729~749年)から1300年続く古刹で鎌倉時代には伏見天皇が深く帰依したと伝わる。春は桜、ミツバツツジやニリンソウ、夏はサルスベリや京鹿子にトウテイラン、秋は山リンドウ、白萩に紅葉、冬はツバキと一年中楽しめる。久美浜湾の目の前にある仁王門をくぐって、振り返るとこんな景色。湾と通りはあまり高低差がないため水面スレスレに見える独特の景色だ。境内にある閼伽井(あかい)の水は目にご利益があると伝わる名水。この辺りは地下水も豊か。石畳を整備し四季の山野草を植えた回遊式庭園「珠山千年石の庭」。見晴らしのいいミツバツツジの自生林へもここから上ることができる。山シャクヤク、シラネアオイ、イチゲ、ユキモチ草、ウラシマ草、一人静など、町中では見かけることもない山野草がのびのびと葉を広げる。 記事に戻る 「丹後あおまつ号」は予約不要の観光列車 城下町の面影を残す京都・久美浜で見つけた名物