こりゃ、間違いなく流行る! 北京料理がメインの本格派の立ち呑みスタイルの中華バルがミナミでオープン!
心憎いお店がまたミナミの、それもスナックビルの地下にオープンした。
5月15日に開店したばかりの立ち呑みスタイルの中華バル「スタンド呑竜」だ。
店主の岡田竜昭さん(42)はこう言う。
「中華といっても北京や広東など、様々な料理がありますが、うちは北京料理がメインです。
ただ、個人的にはクセのある中華が好きなんですが、人の好みもあるので気持ちを抑えながら作っています(笑)。
東北料理になるんですが、羊肉クミン水餃子も人気の商品です」
こういってはなんだが、このバル、値段は手ごろでさらに料理も一級品。
真っ先に注文したのが「ちょっとアテ3種」(500円)と「ちょっと蒸し鶏3種」(580円)のスピードメニュー。
このまん中の「クラゲ辛味和え」が抜群にウマイ。
クラゲのシャキシャキとした食感とピリ辛が相まってビールをグイグイ。
たらふく飲んだ後でもこのアテはイケるで!
さらに「棒々鶏」「蒸し鶏椒麻ソース」「よだれ鶏」の蒸し鶏3種も実に個性的。
人の好みで、どれがいちばんか分かれるほど、すべてクオリティが高いメニュー。
立ち呑みだからこそ、この値段。
個人的には「よだれ鶏」が気に入ったかも……。
続けて定番の「エビチリ」(680円)をオーダー。
エビの下処理が良いのだろう。
プリプリとした食感の後にチリソースの辛味に続けてエビの甘さが追ってくる。
こうなってくると箸が止まらない。
「麻婆豆腐」(480円)と「特製焼き餃子」(280円)も追加や。
オーソドックスながらも風味が強くてコクもある。
日本人向けというより、若干中国寄り。
それがまたええねん。
辛めにもできるので辛党はそちらで。
餃子も言うに及ばず、とにかく調理が早くて美味。
深夜2時まで営業しているのも酒好きには好材料で、何度もリピートしたくなる中華だ。
それもそのはずだ。
店主も元来の酒好き。
昔はよく飲み歩きをしていたそうだ。
「もともとは王将からスタートしたんですが、その後も本格的な中華だったり、ずっと修業していたんです。
ここは地下なのでわかりづらい場所にあるんですが、隠れ家っぽいのが逆に好きで……。
立ち呑み好きが高じて、今はこのスタイルになったんです」
元はスナックの跡地。
それが中華バルに。
今回も、ええ穴場見つけたわ!
スタンド呑竜
[住所]大阪市中央区千日前1丁目6番10号 千寿ビルB1F
[TEL]06-6484-8898
[営業時間]16:00~翌2:00
[定休日]月曜
加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。
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