吉祥寺の新しい食べ物バブルは“ケバブバブル”だ、の件
食べ物屋ならなんでもある街、吉祥寺ですが、その時々で流行の“食べ物バブル”が登場します。
ここ数年は、クラフトビールバブル(終焉)、ハワイパンケーキバブル(終焉)、コッペパンバブル(淘汰)、チーズバブル(終焉)、タピオカバブル(Season2到来)などです。
そして新しい食べ物バブルの萌芽を感じたので、ここでご紹介しようと思います。
はい、それはケバブだ!
ケバブバブル……。
呪文のようです……。
ケバブっていえば、店先であのクルクル回っている肉がおなじみ。
私は串焼きのシュラスコも好きなのですが(153回参照)、どうも原始的な(?)肉の調理法に弱い。
そしてダイナミックな肉に弱い、という自己発見をしてしまいました。
イラスト/小豆だるま
話は戻って、吉祥寺のケバブバブルです。
それまでケバブのお店は、井の頭通沿い、丸井前の『Kケバブ』でした。
エジプトの絶世の美女の名前がついています。
ここはテイクアウトもできるし、店内イートインもできる使い勝手のいい店で、メニューもケバブサンド、ケバブラップ、ケバブライス、ケバブカップなど、好きな形状でケバブが楽しめる店なんですよ。
よくテイクアウトしているのは、ピタパン仕様のケバブサンドですが、実は『ファラフェル』というエジプトのコロッケをインしたヤツも好きなのです。
コロッケといっても、日本のイメージだと肉団子風です。
小さいファラフェルがいくつも入っている感じ。
そして野菜もたっぷりで、超おすすめ。
しかし夏になったら、なんとケバブ屋さんが、ハモニカ横丁に2軒もできてるじゃないですか!
しかも場所が近すぎないか?
100歩くらいしか離れてないぞ! と思ったおっさん女子である(苦笑)。
まず、私がレモンゼリー(152回)やレモンパイ(61回)を買う『L』のトイメンにできた『Dケバブ』。
ここは一瞬、韓国のハットグ屋でしたが、なぜかケバブとハットグを扱う『Dケバブ』になりました。
ここも『Kケバブ』同様、サンド、ラップ、カップ、丼のケバブがあって、チキンとビーフがあります。
ちなみにチキンケバブサンド推しですが、このお店のスタッフさん、具を入れすぎ、詰めすぎ、肉ギューギューです……。
肉しか入ってないわよ、という充実ぶり。
肉を食べたい人にはこちらの『Dケバブ』を推します。
私は食べているうちにパンが崩壊して、頬にまでソースがついてしましました。
不器用な女子は気を付けろ!
デートで食べちゃダメだ!
ただ、お店の業態はいっしょなのに、微妙に店の名前が変わっているのも謎です……。
そしてもう1軒。
ハモニカ横丁の入り口にある『Mケバブ』。
ムダ情報ですけど、ここのお兄さんは、イケメン外国人ですが、日本語がめちゃめちゃ上手いです。
たぶん私より上手いと思います……。
ちなみにメニューは『Dケバブ』とほぼ同じ。
しかーし、こちらのケバブは、肉と野菜のバランスがよいです(笑)。
肉と野菜を交互に、ていねいに詰めてあります。
あとねパンがパリっとしている。
それでパンの崩壊もなく食べることができますよ。
そしてファラフェルがあるので、やっぱ食べちゃうよな。
ちなみにファラフェルサンド推しね。
もはやケバブ屋さんは、ソースの勝負という気がするんですが、私の好み的には、『Mケバブ』を推しかなぁ。
特に中辛ソース推しね!
そしてテイクアウト隆盛&ケバブプチバブル到来なので、さらに1~2軒できそうな気がします。
天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
小豆だるま
高校の国語教員を経てイラストレーター・漫画家になる。ギャグとシリアスを行ったり来たりする作風で雑誌・書籍・webなどで活躍中。著書は「日々ズレズレ」(小学館)その他。好物はタイ料理と辛いもの。
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