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日本有数のえびせんべい生産地・愛知県

明治時代の半ばに三河湾で豊富に獲れたアカシャエビを主原料として作られた愛知県のえびせんべい。現在も全国有数の生産量を誇り、地元ではお土産物として重宝されている。

中でも1889(明治22)年創業の『坂角総本舖』のえびせんべい「ゆかり」は、1枚に約7尾もの海老の身を使い、旨みを凝縮させた銘菓だ。

「ゆかり黄金缶」(27枚入・2656円)

筆者も名古屋土産の定番でもあり、金色に輝く名古屋地区限定販売の「ゆかり黄金缶」を県外の友人や知り合いに何度か贈ったことがある。

そんな『坂角総本舖』が創業130年を記念して、5月30日(日)まで名古屋・栄の商業施設『ラシック』1階でグルメの販売イベント「BANKAKU KITCHEN 海老とカレーとプリン」を開催している。

2年以上前から開発に取り組んだ渾身のメニューが登場

名古屋・栄「ラシック」1階催事スペースにて開催中の「BANKAKU KITCHEN 海老とカレーとプリン」

提供されるのは、エビをふんだんに使ったカレーとパン各2種類とプリン。130年間にもわたってエビと向き合ってきた老舗である。どのメニューも一切の妥協を許さずに開発したと推測できる。無類のエビ好きである筆者としては絶対に見逃すことはできない! そんなわけで、イベントへ行ってきた。

「イベントの企画は2年前からスタートしましたが、メニュー開発はそれ以前から取り組んでいたんです。エビの美味しさを伝えることをテーマに社内コンペ等でさまざまなメニューを作り、その中で美味しかったものを今回提供しています」(坂角総本舖・広報)

「BANKAKU海老カレー」(1059円)

メニューの販売はテイクアウトが基本だが、会場内にはイートインスペースも完備。その場合、消費税は10%となる。

まず、筆者が注文したのは、海老が入った「BANKAKU海老カレー」。

エビの風味が凝縮されている

ルーをご飯にかけて食してみる。うん、エビの風味が口いっぱいに広がり、後からじんわりと辛さがくる。とはいえ、辛さはそんなにも強くない。だからこそ、エビの風味を引き立てるのだろう。

オマールエビでとったブイヨンとトマトがベースです。年齢や性別を問わず、どなたでも食べやすいように、まろやかな味と口当たりに仕上げました」とスタッフ。

「BANKAKU海老カレーパン」(378円)

このカレーはご飯のみならず、パンにも合うのでは?と思ったら、やはりメニューにあった。

「BANKAKU海老カレーパン」がそれだ。坂角総本舖の主力商品である「ゆかり」に使用する新鮮なエビの殻を乾燥させてつくった「海老粉」を使っているとか。

「BANKAKU〈坂角たまご〉のプリン」(411円)

また、「ゆかり」を製造する工程から出るエビの殻を配合した飼料で育てられた鶏の卵を使った「BANKAKU〈坂角たまご〉のプリン」も用意している。

究極のエビカツに遭遇!!

「BANKAKU海老カツサンド」(540円)

もうひとつ、筆者がいただいたのは、小腹が空いたときにはちょうどよい小ぶりな「BANKAKU海老カツサンド」。

やはり、注目すべきは薄衣を纏ったエビカツだ。頬張ってみると、凝縮された濃厚な海老の旨みが口の中で爆発する。海老の密度の高さというか、しっかりとした存在感が伝わってくる。

エビの存在感がスゴイ

この感覚は「ゆかり」そのもの。「ゆかり」が究極のえびせんべいなら、これは究極のエビカツだ。

「エビの含有率は7割です。残りの3割はつなぎになります。通常は白身魚のすり身を使うことが多いのですが、ホタテを選びました。エビとの相性はもちろん、エビの味をさらに引き立てます」

「BANKAKU海老カツカレー」(1383円)

このエビカツを前出のカレーにトッピングした「BANKAKU海老カツカレー」もある。

オマールエビの香りたっぷりのカレーと究極のエビカツ。そんなの、美味しいに決まっている。次に来るときはこれを食べようと心に決めた。

「BANKAKU YUKARIco」

なお、会場内では6月1日(火)にオンライン通販限定発売の「BANKAKU YUKARIco」の先行販売もある。

「BANKAKU KITCHEN 海老とカレーとプリン」の開催は5月30日(日)まで。えびせんべいの老舗『坂角総本舖』が手がけるエビグルメの数々をご賞味あれ。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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