日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★☆☆☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:かんぴょう
よくある間違い:ひょうたん
かんぴょうはウリ科のユウガオの果実をひも状に薄く細長く剥いて、乾燥させた乾物食品です。乾瓢と表記されることもあります。
国産かんぴょうの9割超が栃木県で生産されています。栃木県で生産が始まったのは300年ほど前ですが、日本への伝来ははるかに古く、縄文時代と言われています。
ユウガオの果実の収穫の最盛期は7~8月。そして、ひも状に剥かれた果実は真夏の強い太陽光で干しあげられます。
かんぴょうといえば、かんぴょう巻きが有名ですね。全国的な巻きずしかと思いきや、実は、農林水産省の「うちの郷土料理」によると、東京都の郷土料理とされているのです。かんぴょう巻きは江戸前ずしには欠かせない定番ネタだからです。
一般的には、江戸前ずしではのり巻といえばかんぴょう巻きのこと。しかし、関西では太巻きが主流で、かんぴょう巻きに馴染みのない地域も多いとか。
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