日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★☆☆☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:ジンギスカン
よくある間違い:セイキツシカン
ジンギスカンは北海道の郷土料理で、タレに漬けた薄切りの羊肉と野菜を、中央が盛り上がった鉄製の鍋で焼いて食すのが一般的です。北海道では大正時代に国策として綿羊飼育が奨励され、そのため羊肉を食べることが一般的になり、ジンギスカンが普及したと言われています。
名前の由来は諸説あります。モンゴル帝国の初代皇帝チンギス・カン(成吉思汗)が戦の時に羊の肉を焼いて兵士にふるまったことに由来するといった説もありますが、実は、モンゴルにはジンギスカンなる料理はないようです。羊といって連想される国がモンゴルで、モンゴルと言えばチンギス・カンということで、ジンギスカンと名付けられたという説、鉄板の形がチンギス・カンが率いるモンゴル兵の兜の形に似ているからという説も。いずれも確定的な説ではないようです。
名前の由来は別にして、ジンギスカンはモンゴル料理ではなく、中国料理の「羊の焼肉(コウヤンロウ/カオヤンロウ」を参考に考案された、日本独自の料理という説が有力です。
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