人気チョコレートブランド『RURU MARY’S(ルル メリー)』初の路面店が6月21日、東京・渋谷の青山通りにオープンします。ブランドの世界観、そしてオープンに合わせて開発された新商品「ルル ショコラ」とはーーー。
ブランド名「ルル」に込めた願い
高級チョコレートギフトをはじめとしたバラエティ豊かな商品を展開し、戦後、日本のチョコレート文化を牽引してきた「メリーチョコレート」(「メリーチョコレートカムパニー」本社・東京)が、新たな客層に向けて2017年に立ち上げたブランドが『RURU MARY’S』です。
同ブランドは、これまで期間限定ショップやオンラインショップで商品展開をしてきました。現在、実店舗で商品が買えるのは、この青山通り店だけ。路面店は、より多くの層に知ってもらい、情報発信をしていくための拠点であり、『RURU MARY’S』の世界観を体験できる場でもあります。
『RURU MARY’S』のコンセプトは、「ゆっくりと、豊かで、幸せな、楽しい時間を提供すること」。ブランド名の「ルル」は、「細く絶えずに続くさま」という「縷々(るる)」を意味しています。「チョコレートを通してうまれた幸せな関係や幸せな時間がずっと続きますように」(『RURU MARY’S』資料より一部抜粋)という願いが込められているそうです。
『RURU MARY’S』の世界観を象徴するような花や風景のパッケージデザインは、アートディレクター/グラフィックデザイナーの川上恵莉子さんによるものです。
パッケージデザインには、コンセプトにある”幸せな、豊かな時間”というテーマから、山、湖、花といった自然のモチーフを取り入れているそうです。ブランドカラーは、”こころを豊かにさせてくれる”海や空、水を想起させるブルーとなっています。
看板商品は、サクッと軽い食感のクッキーに大粒のナッツを乗せてチョコレートで包み込んだ「ショコラサブレ」です(通常パッケージ/2枚入/410円、8枚入/1188円)。通常はブルーを基調としたパッケージとなっていますが、オープンを記念してお店のカラーの森や木々をイメージした緑色で作られたものが、数量限定で販売されます(2枚入/410円)。来店御礼として「ショコラサブレ」(個包装)の試食も配布されます(なくなり次第終了)。
オープンに合わせて開発された新商品「ルル ショコラ」
路面店のオープンに合わせて開発された新商品「ルル ショコラ」は、「ピスタチオ」や「あまおう苺」など10種類が揃ったボンボンショコラ(チョコレートにクリームなどが入っているひと口サイズのチョコレート)で、各378円。高級チョコでですが、高品質の素材を惜しげもなく使っているにもかかわらず、”もう下げられないという限界”まで価格設定を抑えた価値のある一品です。
今回は、10種類の中から「オレンジ」と「ジャンドゥヤナッツ」、「ジャンドゥヤフリュイ」3つの味をご紹介します。
白くて丸い「オレンジ」のボンボンショコラには、ホワイトガナッシュ(ホワイトチョコレートに生クリームを合わせたもの)にオレンジの香りが特徴のリキュール・コアントローが入っています。
頬張ると、周りをコーティングしているチョコが軽やかに砕け、やわらかなホワイトガナッシュが溶けだすと同時に、オレンジの香りが広がる爽やかな一品です。
「ジャンドゥヤナッツ」は、(木の)丸太の形をしたクリスマスケーキ”ブッシュドノエル”のような形をしていて、中にヘーゼルナッツのペーストと刻んだピスタチオ、クレープ状に薄く焼いて砕いた生地を合わせたものが入っています。さらに、マジパン(アーモンド粉末と砂糖をペースト状にしたもの)を薄く伸ばしたものも使っているので、ねっとりと絡みつくような濃厚さと食感を楽しめます。おいしさの余韻が長く続く大人の味わいです。
「ジャンドゥヤフリュイ」は、アーモンドのプラリネ(ローストしたナッツと砂糖を焦がしてキャラメリゼしたものを合わせペースト状にしたもの)に、刻んだレーズン、オレンジピール、クランベリードライフルーツを3種類合わせたチョコレートのコクとドライフルーツの酸味のハーモニーが楽しめます。