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冷えた身体をお湯割りで温めたスタッフが調査と取材の日々を振り返り。焼酎とジンを担当したライター・池田と編集・戎、焼酎担当のライター・菜々山、本郷、ウイスキーを担当した編集・荒川が語ります。皆、開眼したようです。

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『おとなの週末』スタッフがお湯割りに開眼!

戎「お湯割りはずっと前から注目してたコンテンツだったので、この度やっと特集することができ、本当にうれしいです!」

本「こちら、ライター陣もその魅力を再発見できた、いい取材だったよね!」

池「そうそう、今回の収穫が特に水!『羅無櫓』で焼酎の割り水に使っているのが高尾の湧き水。一方『BETTAKO』では日仏なんと5種類の水を使い分けていて、水によって焼酎の風味が変わるってことに驚いた。同じお湯割りでも水の使い方や温度帯で甘くなったり、辛くなったりするんだな」

『羅無櫓(らむろ)』お通し1000円、お湯割り800円〜

『羅無櫓(らむろ)』(手前)お通し 1000円 (奥)お湯割り 800円〜 ウルメやアゴを噛み締めながらの一杯がたまらん

本「深いなあ。それに焼酎には“前割り”って世界もあるわよね」

池「熱々のお湯と焼酎を直接ぶつけるのはどうもよろしくない。焼酎の風味が崩れたり、焼酎が多いとぬるくなり過ぎたり、何かと難しかったけど、前割りして水と馴染ませた上で、好みの温度にして飲めるってところも最高だね」

本「前割りは、ほんとまろやかで、ちょっとコワいくらいスイスイ入っちゃう(笑)。『かご』のご主人によると鹿児島では普段、焼酎1割くらいの薄いお湯割りを飲む人が多いんですって。気分や時と場合でアルコール度数を調整できるのもいいわよね」

菜「私が取材した『兵六』は、芋焼酎の燗と白湯をぐい呑みに注いで自分で合わせるタイプ。初代から受け継いだスタイルそのまんまを貫いていて、それも粋な味わい方だよね」

本「あと、焼酎はお湯割り以外も忘れちゃいけません」

菜「ね!『ばば天』では50種類も茶葉を揃えていて、1杯ずつ淹れてくれるから香りも抜群。お茶だけじゃ何杯も飲めないけど、焼酎が入ると、これが不思議と永遠に飲めるんだ(笑)」

本「『くら嶋』は、店の蕎麦粉に合う焼酎を選んでいて、蕎麦湯の風味と蕎麦焼酎がホントに渾然一体!どこの蕎麦屋さんでも出してるけど、ここのはひと味違うのよね~」

『蕎麦酒膳 くら嶋』そば湯割り(佐久の花)748円、焼き海苔495円、つまみ牡蠣天ぷら1485円

『蕎麦酒膳 くら嶋』(手前から時計回りに)そば湯割り(佐久の花) 748円、焼き海苔 495円、つまみ牡蠣天ぷら 1485円 この日の牡蠣は、岩手県広田湾産。磯の香りたっぷり。焼き海苔を炭で温めながら食べられる、昔ながらの「焼き海苔箱」。海苔は口でとろける、熊本産特上。「佐久の花」は、長野県の佐久の花酒造。蕎麦の風味が生きる本格焼酎だ

荒「焼酎だけじゃないです。ウイスキーのお湯割りの存在も忘れないでください!」

池「ハイボールやロックで飲むことが多いけどね」

荒「それなら余計ホットをおすすめします。ウイスキーの持つキャラメル香や樽香、そしてほんのりとした甘みがお湯割りにするとさらに立つし、口当たりが柔らかくなって余韻が伸びるんです。特にバーボンのそれにハマりました。玄人向けのイメージが強い飲み方ですが、実はボクみたいな初心者や飲み慣れてない人にこそ試してほしいな」

戎「さらに、今回の特集で激推ししたいのが、ジンのお湯割りです」

菜「へええ、やったことない!」

池「俺も、こんなに旨いんだったら早く教えてよって思った(笑)」

戎「ジンは“飲む香水”と言われるだけあり、お湯で割るとその香りがさらに立って、とても相性がいいんですよ」

池「そうそう、特にクラフトジンは柑橘やフローラル、ウッディやスパイシーと香りの幅が広い!だからホットにすると香りのレイヤーが楽しめるんだな」

菜「自宅でもできそうだね」

池「白湯にほんの数滴垂らすだけで癒しの香りが広がるよ。なんなら朝の爽やかな気分にもぴったりだしね(笑)」

戎「それやり始めたら、いよいよアル中……、休みの日だけにしましょう!とはいえ今回、紹介した2軒は、どちらも蒸留所直営だったので、おいしく飲ませる術をわかってらっしゃる!」

『NICO酒店』自家製ジャーキー・琥珀糖(ハーフ)550円、深川ツブロ/アールグレイお湯割り1000円、FUEKIお湯割り1000円

『NICO酒店』(手前から時計回りに)自家製ジャーキー・琥珀糖(ハーフ) 550円、深川ツブロ/アールグレイお湯割り 1000円、FUEKIお湯割り 1000円 「FUEKI」は深川蒸留所のフラッグシップジン。ヒバの香りが印象的ですっきりとした味わいを楽しめる。芳香蒸留水から作る琥珀糖、味噌とみりんが効いたジャーキーも自家製

池「アブサンにホットチャイやココアを合わせる飲み方にもハマってしまった」

戎「お湯割りって沼なんですよ。味も香りも立つし、身体の芯がほどけるような酔い心地もいい。ふふふ、読者諸氏も手を伸ばしてみたら、この冬もう冷たい酒には戻れなくなるかもしれませんよ」

文/菜々山いく子、撮影/大西陽(羅無櫓、くら嶋、NICO酒店)

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、“呑み方広がるお湯割りの世界”スタッフ座談会の画像をご覧いただけます

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