「とらやの羊羹」でおなじみの株式会社 虎屋は、2024年4月11日に「TORAYA GINZA」をリニューアルオープンした。場所はとらや 銀座店の跡地で、新しく立て替えた「TORAYA Ginza Building」の4階である。オープンに伴い、「TORAYA GINZA」ならではの魅力的な限定商品が登場したたので、ご紹介しよう!!
職人が目の前で作ってくれるカウンター席が見逃せない!!
1947年に誕生したとらや 銀座店が2020年10月に閉店した時は多くのファンがそれを惜しんだが、その後建て替えによりTORAYA Ginza Buildingが完成。そして2024年4月11日にその4階にオープンしたのが「TORAYA GINZA(トラヤ ギンザ)」である。
「最良の素材を選び抜き、職人の技術によってその個性を十分に生かした“最高においしい菓子”をつくり、素材や菓子のストーリーをのせてご提供したい」という思いから作られたという新店舗。そのテーマは、「一菓との出会い」とのことだ。
長年培ってきた職人の技術と「とらやの味」を生かし、和菓子の楽しみの幅が広がる「一菓(いっか)」とのひとときを味わうことができる。
店舗内装設計は、建築家・内藤廣氏によるもので、壁には鈍く輝く瓦タイルを使用して空間の音にまでこだわるなど、丁寧に素材を選びながらつくり込まれた空間となっている。
全部で42席ある店内には、ゆったりとしたソファー席のほか、テラス席(12席)、奥座敷のような個室などが用意される。
一番の注目はカウンター席で、職人が目の前で菓子を作ってくれる様子を見ることができ、その場で味わうことができる。つまり、つくりたてならではのおいしさを追求した菓子が味わえるのだ。このカウンター席は予約制となっている。
「TORAYA GINZA」限定メニューなど注目の和菓子
TORAYA GINZAでは、伝統的な和菓子の素材だけにこだわらず、店舗限定のさまざまな味わいを探求している。店内だけで食べられる生菓子のほかに、果物やスパイスなどを使った、素材の個性ととらやの餡の相性を見極めながら作られたTORAYA GINZA 限定の商品も用意される。
●『 馨(かおる)』 きんとん製 御膳餡入(TORAYA GINZA限定)
「馨」は、良い匂いが漂うことを指す言葉だ。和菓子でいちご本来の味と 香りを楽しめるよう、自家製のセミドライいちご、生のいちごなどを白餡とあわせている。 いちごの豊かな風味が感じられる生菓子だ。ふくよかな香りの余韻も楽しめる。提供期間:2024 年 4 月 11 日~ 5 月 中旬予定/価格:飲み物付き2,090円~(税込)
※生菓子は季節によって変わる/数量限定
●焼きたて『夜半(よわ)の月』小倉餡入(TORAYA GINZA限定)
曇り空にうっすらと浮かぶ満月をイメージした、小倉餡を挟んだやわらかい焼菓子。 1994 年にとらやパリ店で誕生し、現地で愛されてきた。TORAYA GINZAでは注文ごとに、カウンター席奥に設けられた銅板で生地を焼いて提供される。提供期間:通年/価格:飲み物付き1,958円~(税込)
※数量限定
●「あんみつ」
北海道産の小豆を使用したこし餡のほか、琥珀羹や季節のトッピング 、白玉、花豆など、さまざまな味わいを楽しめる。黒蜜と一緒に提供される。旧銀座店でも人気だったメニュー。提供期間:通年/価格:飲み物付き2,882円~(税込)
●『 ちぐさかん 』(TORAYA GINZA限定)
ちぐさ(千種)とは種類が多い様子を表す古語で、『ちぐさかん』はさまざまな味を楽しめる、ひとくちサイズの羊羹。世代も国境も越えて、あらゆる人に羊羹を楽しんでもらえるように、伝統的な和菓子の素材に加え、果物やスパイスなどの味わいも用意される。
3種の味を 3 個ずつ詰め合わせ、通年販売のセットと季節限定販売 のセットの2種類がある。
上)あずき(小豆の風味豊かなこし餡)、抹茶(抹茶のふくよかな香りと旨味)、山椒(さわやかな山椒の香り)通年販売。
下)季節限定としてラズベリー(華やかな香りと甘酸っぱい味わい)、ライム(ライム特有の香りとほのかな苦み)、パッションフルーツ(南国の果物らしい芳醇な風味)2024年4月11日~6月下旬の期間販売の予定。価格:各1箱9個入2,484円(税込)※詰め合わせは季節によって異なる。