『スターバックス』が、猫耳チョコレートをあしらった「アサイー ベリー フラペチーノ」(通称:黒猫フラペチーノ)と、黒猫をモチーフにしたタンブラーやマグカップを2025年10月10日から販売し、ハロウィンシーズンを盛り上げる。また同じ日に「アサイー ベリー ゆず シトラス & ティー」も展開をスタートする。
※すべて価格は税込み
ハロウィンに黒猫が登場するのはなぜ?
ハロウィンシーズンには、ゴーストやジャック・オ・ランタン、コウモリなどよく見られるモチーフがある。そのうちのひとつが黒猫だ。なんとなくミステリアスなイメージがあるが、ハロウィンと黒猫が結びつけられる主な理由は、魔女との関係にある。
ハロウィンの起源は、秋の収穫を祝う古代ケルトの祭。この日には、死後の世界との扉が開き、先祖の霊が帰ってくると同時に、悪霊や魔女などもやってくると考えられていた。人々は、それらと同じ格好をして仲間だと思わせ、身を守ったそう。それが現在も魔女やゴーストの仮装として残っているのだ。
そして魔女狩りが盛んに行われた中世ヨーロッパの時代において、黒猫は魔女や悪魔の使いであると信じられていた。そんな悲しい歴史から、魔女や悪魔と関連付けられてきた黒猫は、ハロウィンのモチーフとして定着したようだ。
日本では黒猫はもともと「福猫」として大切にされてきた。夜でも目が見えることなどから、魔除けの力があると信じられ、災いを遠ざけ、幸運を招く存在だったのだ。江戸時代には、黒猫を飼うと結核が治るという迷信もあったとか。日本のハロウィンで可愛らしい黒猫モチーフをたくさん見かけるのは、そんな愛されてきた歴史からかもしれない。
まるで黒猫がカップに入っているかのようなフラペチーノ
今回販売される「アサイー ベリー フラペチーノ」(通称 :黒猫フラペチーノ)は、アサイーにラズベリー、カシス、ブラックベリーフレーバーを組み合わせ、フルーティーで奥行きのあるベリーの風味を表現。そこにブラッククランチを加えることで、甘酸っぱさと心地よい食感を引き立てる。仕上げには、カカオの深みとミックスベリーの酸味が絶妙に調和するブラックショコラソースと、猫耳の形をイメージしたチョコレートをトッピング。まるで黒猫がカップから顔をのぞかせているかのような、ハロウィンシーズンにぴったりのビジュアルに仕上がっている。