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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■ホッと一息

正解:緑茶

難易度:★★☆☆

茶殻も食べる!!

緑茶はツバキ科の常緑樹であるチャノキの葉から作られます。

お茶の面白い点は、摘み取った後の加工法によって緑茶、烏龍茶、紅茶へと姿を変えることです。

そして緑茶は、摘み取った直後に熱を加えて酵素の働きを止め、酸化を抑えることで作られます。これにより、鮮やかな色と、瑞々しい香りをそのまま封じ込めることができるのです。

東北南部から沖縄まで広く栽培されていますが、とりわけ有名なのは静岡、鹿児島、三重です。

静岡県が長らく生産量の首位に君臨していましたが、近年では平坦な土地を活かした大規模な機械化栽培を行う鹿児島県が、日本一の座に就いています。

厚みのある葉から出る濃厚な味わいが支持されている三重県の伊勢茶も安定した生産量を誇っています。

ここで「京都は?」と疑問に思われる方も多いはずです。京都の宇治茶は、生産量だけでいえば全国で5位前後にとどまります。しかし、京都府の生産量自体は全国上位ではありませんが、京都が「お茶の聖地」として別格の扱いを受けるのは、量よりも圧倒的な「質」と「歴史」にあります。

高級茶の代名詞である玉露や、茶道の中心である抹茶の原料「碾茶(てんちゃ)」の生産において、京都は世界的なブランドを確立しています。

碾茶

また、宇治茶は伝統的な栽培法を守り抜くことで、日本茶の品格を支え続けています。

新茶のシーズンは、立春から数えて八十八夜にあたる5月初旬頃がピークです。この時期に摘まれる「一番茶」は、冬の間に根に蓄えられた旨味成分であるテアニンがもっとも豊富に含まれており、格別の香りと甘みをもっています。

その後、45日から50日ほどの間隔を置いて「二番茶」「三番茶」と摘み取られていきます。

緑茶の渋み成分であるカテキンは、お湯の温度が高いほど抽出されやすく、逆に旨味成分のテアニンは低温でもじわじわと溶け出します。ですから、熱湯で淹れればキリッとした渋みが立ち、少し冷ましたお湯で淹れればトロリとした甘みが際立つという、淹れ手次第で表情を変える面白さがあります。

お茶は「飲む」だけでなく「食べる」食材としても非常に優秀です。

実は、お茶を淹れた後の茶殻には、お湯に溶け出さなかった脂溶性の成分や食物繊維がたっぷりと残っているのです。これを捨てるのは非常にもったいない話です。

柔らかい新茶の茶殻であれば、ポン酢とかつお節でお浸しのように和えて食べるのが通の楽しみ方です。

また、天ぷらの衣に茶葉を混ぜたり、佃煮にしたり、チャーハンの具にしたりと、お茶の産地では昔から親しまれてきた家庭の味です。

さらに、乾燥した茶葉をミルで粉末にして塩と混ぜれば、自家製の「茶塩」が出来上がります。これを揚げ物や焼き魚に添えるだけで一気に料亭のような風情が生まれます。

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美味しい緑茶の見分け方
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『おとなの週末』Web編集部
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