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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■粒粒です

正解:ヤマモモ

難易度:★★★★

たくましいけど、デリケート!?

ヤマモモとはヤマモモ科ヤマモモ属に属する常緑高木で、初夏になると暗赤色をした球状の可愛らしい果実を実らせる植物です。

「山の桃」と書きますが、バラ科の桃とはまったく異なる植物であり、山に生え、果実が桃を思わせることからその名がついたといわれています。

日本では関東以南の温暖な地域に自生しており、やせ地でも育つ非常にたくましい木です。というのも、根に根粒菌と呼ばれる微生物を共生させており、空気中の窒素を自分自身の養分として取り込むことができるからです。

そのため、特別な手入れをしなくてもよく育ち、街路樹や公園の木として各地で植えられています。初夏になると、歩道に赤い実がぽたぽたと落ち、アスファルトを赤紫に染める光景を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

旬は、梅雨の真っ只中である6月下旬から7月上旬にかけての、ほんのわずかな期間しかありません。赤黒く熟した実は非常にデリケートで、風雨で簡単に落果してしまうほどデリケートです。

収穫した後も、常温で置いておくと翌日には発酵が始まり、味が変わってしまいます。そのため、スーパーなどの店頭に生の状態で並ぶことはめったになく、産地以外の人にとっては知る人ぞ知る、幻の果実となっているのです。

高知県や徳島県では特産品として栽培され、ジャムやジュース、ワインなどの加工品も数多く作られています。

口に含んだ瞬間に広がる強い甘みと、爽やかな酸味が味の特徴です。

果実の表面は細かい粒々に覆われており、口に入れると独特のザラッとした舌触りがあるのも特徴です。

果肉そのものは非常にジューシーで、噛むと鮮やかな赤い果汁がジュワッとあふれ出ます。ただ、果実の中央には大きくて硬い種があるため、可食部は見た目の大きさほど多くはありません。

採れたての新鮮なものであれば、そのまま生で味わうのが一番ですが、加工して楽しむのが一般的です。

代表的なのはヤマモモ酒でしょう。梅酒を作るのと同じ要領で、氷砂糖とホワイトリカーに漬け込むと、数カ月でルビーのような美しい透き通った赤色をした、甘酸っぱく香り高い果実酒ができあがります。

また、ジャムにしても美味しくいただけます。

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美味しいヤマモモの見分け方
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『おとなの週末』Web編集部
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