2004年に誕生した「ヘルシオ」は、300度以上に加熱した水蒸気で調理する家庭用ウォーターオーブンだ。代を重ねるごとに進化し、今夏発売された第14世代目のXW400は、食材表面に短時間で焦げ目をつけることができる「あぶり焼き機能」を搭載……。
シャープ ヘルシオ ウオーターオーブンレンジ 水の力に感嘆! 表面こんがりのあぶり焼き機能に注目!
2004年に誕生した「ヘルシオ」。 300度以上に加熱した水蒸気で調理する家庭用ウォーターオーブンだ。 初登場以来10余年。代を重ねるごとに、温め機能を強化するため電子レンジ機能の追加、クラウドサービスを利用してメニューを選択できるようになるなど「ユーザーの使い勝手」を反映した改良が施されてきた。 そして今夏発売された第14世代目のXW400は、高火力ヒーターで強力に加熱した過熱水蒸気を庫内天板から食材に直接噴射することで、食材表面に短時間で焦げ目をつけることができる「あぶり焼き機能」を搭載。 今までオーブンレンジでは難しいとされてきた、鰹のたたきやミディアムレアのステーキのような調理も簡単に行えるのだ。
プロの技を彷彿とさせるあぶり焼き機能
表面の焦げ目と、内側はしっとりとしたレア具合……。 これが鰹のたたきのキモ。 本来串打ちをして藁の火でなどでサッと仕上げるのが良いとされているわけだが、いかんせん素人では、その加減が難しい。 さらに、脂も飛び散るので片付けにも手間がかかる。 あらかじめ焼き目のついたものを用意してきて、タレをかけて食すケースが多いのではないだろうか。 このヘルシオならば、いとも簡単に「外はパリッと、内側しっとり」を再現する。鰹のサクをセットして、メニューから鰹のたたきを選択してスタート。 後は炊きあがるのを6分ほど待つだけ。これだけで本場高知の藁焼きを思わせる鰹のたたきが完成する。 ちなみに調理後の片付けも簡単。庫内が冷めてから、キッチンペーパーで一拭きすればOKだ。
この「あぶり焼き機能」は肉や魚だけでなくフルーツグリルやスイーツなどにも利用できるというから、料理好きなら一度は試してみたい。 また、同時に複数の食材の分量や種類、温度に関係なく自動調理する「まかせて調理」機能は、蒸す、焼く、あげる、炒めるといった4つの料理法を選ぶだけで、後はおまかせ。 たとえ、冷凍食材が混ざっていようと個別の解凍は不要で、下ごしらえの手間や時間を短縮できるのが魅力だ。 多彩なメニューを賢くこなし、さらにカロリーオフ、減塩も望めるヘルシー志向。料理好き、家電ファンならば、注目しないわけにはいかないだろう。
基本操作は、おまかせ自動。 材料をのせ、希望する「焼く」「炒める」「揚げる」「蒸す」の調理方法を選ぶだけ。 食材の量も、冷凍や常温のものがごっちゃでも、それぞれの食材の状態に合わせて、ちょうどいい具合に調理してくれる。
AX-AS400 使いやすい26リットルタイプ。 コンパクト設計ながら4人部の調理ができる、専用のクックブックが付属する。
AX-CA400 小型の18リットルモデル。 1人住まいから核家族向けの製品。ヘルシオ独自の基本機能はしっかりと抑える。
カラーバリエーションは、それぞれのモデルに赤と白の2色(CA-400は赤のみ)がラインナップされる。“ヘルシオカラー”の赤でキッチン家電を統一するのも素敵だ。 各モデル オープンプライス
AX-XW400-R 価格:オープンプライス〈実勢価格13万円前後〉 問い合わせ先:お客様相談室 ☎0120-078-178
櫻井克彦(さくらいかつひこ) オーディオ専門誌やグッズ雑誌などで活躍する大人ライター。とくに家電に対する情報に強く、(決して得意ではないが…)料理の腕もそこそこ?
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