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30代のころは、深夜にこってりとした豚骨ラーメンを食べても平気だった。しかし、アラフィフとなった今、深夜はおろか、昼間でもまったく食べられなくなった。だから、ラーメンはもっぱら昔ながらの中華そばを好んで食べている。しかし、今どきのラーメンはこってり系が主流。澄んだスープのあっさり系はかなり少数派なのだ……。

1日限定10杯!? アラフィフにおすすめ! 大注目の屋台ラーメン

30代のころは、深夜にこってりとした豚骨ラーメンを食べても平気だった。 しかし、アラフィフとなった今、深夜はおろか、昼間でもまったく食べられなくなった。 ラーメンに限らず、脂っこいものはお腹がもたれてしまうのだ。 だから、ラーメンはもっぱら昔ながらの中華そばを好んで食べている。 しかし、今どきのラーメンはこってり系が主流。澄んだスープのあっさり系はかなり少数派なのだ。

日々、美味しい中華そばを探しまわるなかで見つけたのが、地下鉄新瑞橋駅近くにある『屋台ラーメン おすぎ』。 毎週火~金曜日の夜11時半から店を開いている。

まず、シンプルな「ラーメン」(780円)をご覧いただこう。 染みきったスープにやや縮れのある麺。 具材はチャーシューとメンマ、ネギ、糸唐辛子。もう、見るからにアラフィフ好みのど真ん中。

続いて、名古屋のご当地ラーメン「台湾ラーメン」(980円)。 巷の台湾ラーメンは、辛さが暴力的だが、これは辛さよりもスープに溶け込んだ台湾ミンチの旨みやニンニク、ニラのパンチを感じる。 すごく味にまとまりがあるのだ。

メニューは上記の2種類と「ラーメン」のチャーシューを増量した「チャーシューメン」(980円)の3種類のみ。 しかも、それらを合わせて1日10杯限定だという。 仮に980円の「台湾ラーメン」と「チャーシューメン」が10杯売れたとしても、1日9800円の売り上げにしかならないではないか……。

「実は私、本業は料理研究家で、この屋台の目の前にある料理教室を経営しています。 家庭料理を中心に教えているのですが、老若男女問わず支持される味を研究する中で行き着いたのがラーメンだったんです。 毎日食べても飽きない味をめざしています」と、店主の杉浦友祐さん。

杉浦さんこだわりのスープは、チャーシューを仕込む際に使うタレに和風ダシを合わせ、かくし味に自家製のニンニク醤油をくわえている。 最後の一滴まで飲み干せるやさしい味わいだ。 夜中に食べてもお腹はまったくもたれることがなかった。 何度も書くが、1日10杯限定である。 売り切れる前に行くべし!

■『屋台ラーメン おすぎ』 [住所]愛知県名古屋市南区駈上1-11-29 [TEL]052-693-5758 [営業時間]23時半~売り切れ次第閉店 [定休日]月曜日、土曜日、日曜日

永谷正樹(ながや・まさき) 1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

この記事のライター

永谷正樹
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