手打ち蕎麦 美月(そば/矢口渡)|3世代で受け継ぐ地元で愛されるそば

20代の若き店主、美月さん。亡き祖父が40年以上にわたって街場の蕎麦屋を営んでいたことから「伝統の味を受け継ぎたい」と、母と祖母と一緒に住宅街の一角で念願の店を始めた。

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手打ち蕎麦 美月(最寄駅:矢口渡駅)

娘、母、祖母の3世代で受け継ぐ地元に愛された祖父の味
祖父は機械打ちだったが「やるなら手打ちで」と名人のもとで学び、石臼挽きの挽きぐるみを二八で打つ。見た目と食感に心を配る、凛とした力強い蕎麦だ。つゆに合わせるかえしは祖父のレシピを再現し、継ぎ足しながら甕で寝かせているもの。3世代で味を守る家族の絆も一緒に味わいたい。

天せいろ

1900円

現在は北海道の多度志産と磯谷産の蕎麦粉を使い分けている。取材時は磯谷産の新蕎麦。祖父のレシピのかえしは今年7月の開店以来、甕で寝かせているのでまろやかな甘みと旨みが増してきたとか。つゆは香ばしさを引き出すため熱した鉄棒で焼き入れを施す。天ぷらは活き才巻エビとキスのほか、季節の野菜が盛りだくさん。時にイチジクなどフルーツの天ぷらも登場

花巻

900円

本枯節と亀節を使ったダシと海苔の風味が優しい味わい

蔵王鴨の陶板焼き

1700円

宮城県産「蔵王深山竹炭水鴨」を使う

そば屋の玉子焼き

800円

しっかり甘めに焼き上げた素朴な味わいが特長。主な味付けは、冷たい蕎麦と温かい蕎麦のつゆを7対3の割合で使っており、砂糖も入れる。「ふわっと仕上がるように、とにかく強火で一気に焼き上げ、3回で巻くようにしています」と店主。どこか懐かしさを感じさせる香ばしい焼き色も食欲をそそる。

お店からの一言

店主 眞田美月さん(左)、笠井陽子さん、眞田とし子さんご家族

「すっと地元で地道に続けていくことが今の夢です」

手打ち蕎麦 美月

[住所]東京都大田区東矢口3-11-17 [TEL]03-3735-2287 [営業時間]11時~14時(13時半LO)、17時~22時(21時半LO)※ランチタイム有 [休日]水・第1・3火 [席]14席/昼は全席禁煙/予約可(夜は予約が望ましい)/カード可(VISA、master)/サなし、夜はお通し100円別 [交通アクセス]JR東急多摩川線矢口渡駅から徒歩6分

電話番号 03-3735-2287

2017年12月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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