東京から大阪出張で「頭を悩ませる」と相談されるのが、新大阪駅界隈の飲食店探しである。新大阪の南方にある西中島まで足を伸ばして、この界隈を拠点とする出張客は実に多いが、最近の“ツウ”は北口方面。いわゆる新大阪から東三国までの間でなじみの料理屋を見つけているんや……。
画像ギャラリー新大阪駅ほど近く、おでんをアレンジした絶品居酒屋「ちいさなうずまき」
東京から大阪出張。
そんな人たちから「頭を悩ませる」と相談されるのが、新大阪駅界隈の飲食店探しである。
新大阪の南方にある西中島まで足を伸ばして、この界隈を拠点とする出張客は実に多いが、最近の“ツウ”は北口方面。
いわゆる新大阪から東三国までの間でなじみの料理屋を見つけているんや。
「うちは夏場でもおでんを出していて、名物のおでんを使って創作和食もしてます」。
こう話すのは、店主のともちゃん。
巻物風のメニューを広げると、さまざまなおでんが並ぶ。
カウンターには名物だけあっておでん鍋が置かれている。
真っ先に注文したのは「ほくほくおでんポテトサラダ」(480円)。
おでんのジャガイモと玉子を用いた人気メニューで、マヨネーズとカラシが絶妙な味つけとなっている。
ポテトサラダのようでポテトサラダではない。
煮込まれたジャガイモの柔らさと、きゅうりのシャキシャキ感がいいアクセント。
それでいて、おでんの濃厚な風味も残っている。
旬の食材を用いた「ゴーヤチャンプル」(680円)も、おでんをアレンジした同店オリジナルのメニューだ。
「おでんの豆腐と出汁、それとゴーヤと玉ねぎを炒めて、ふわトロの玉子で盛り付けています」。
薄めにスライスされたゴーヤは、苦手な人でも安心。
同店の特徴は、「とにかく一人前の量が多いんです」(常連客)と言い、「泉州の水茄子」も丸ごと一つの水茄子を提供して、この値段(380円)。
サービスしすぎちゃう!?
浅漬けにされた水茄子は、今の暑い季節にはピッタリの食材。
ゴロゴロと入った水茄子をひと口噛むと、ジュ―シーなエキスが一気に広がって、ホンマどれだけでも食べれてしまう旨さ。
作り置きしないのがモットー。
手間をかけただけのことがある、美味なグルメを、ぜひ堪能してほしい。
ちいさなうずまき
[住所]大阪市淀川区宮原5丁目9-21
[TEL]06-6392-7556
[営業時間]17:00~23:00
[定休日]日曜
加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。
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