なぜか吉祥寺で激アツ!? “トマト麺”抗争の件
ほかの街では見られないが、吉祥寺特有の現象がたまにあります。
おっさん女子的には、そのひとつが“トマト麺”ではないか? と思っております。
トマト麺とは、トマトが麺に練り込んであるとか、そういう食べ物ではなく、トマトスープの麺なんですよね。
超ざっくり言うと「イタリアンテイストのラーメン」と言ってもいいかもしれない。
なぜ吉祥寺でトマト麺がアツいのか? というと、ほぼ同じコンセプトの店が2軒あるからなのでした。
東急吉祥寺デパート横の『Tの花』と、井の頭通り沿いの『太陽のT麺』です。
もう両店とも『T』はトマトだ!
イニシャルの意味がないぞ……(涙)。
しかも『Tの花』は、それまで『セロリの花』という、名前だったが、昨年秋に店名が変更になって、わかりやすくなりました(笑)。
でもなんでセロリだったんだろう?
イラスト/スタジヲワンツー
トマト麺の店がガチで2軒あるのは、たぶん都内では吉祥寺だけだと思うのですが、意外に、「花派」と「太陽派」に分かれる気がします。
1軒目は極細麺でトマトが満喫できる『太陽のT麺』
まず『太陽のT麺』ですが、井の頭通り沿いの2階にあります。
正直、入りづらいです……。
ここはお得なセットがあるので、単品よりもセットを頼んでいる人が多いかもしれない。
ある日の私は太陽のラーメン+ラビオリ風餃子+らぁリゾのセットをオーダー。
らぁリゾとは、最後にスープにごはんを入れてリゾットにするためのセットです。
ちなみにごはんは、マンナンヒカリを25%配合……。
こんにゃくの主成分で作ったごはんなので、カロリーを気にする人にも安心&ヘルシーというフレコミです。
しかし私はカロリーも糖質も気にしておらず、白飯を深く愛しているので、なんだか不完全燃焼は否めません。
あとらぁリゾは、量が多いので男子仕様かも。
ちなみに、トマトスープのラーメンは、極細麺です。
チーズを無料でかけ放題にするといいような気が……。
チーズをドサドサとかけたくなるトマト味です。
むしろ、チーズが山盛りの”太陽のチーズラーメン“を選択したほうが正解かもしれん。
ラビオリ風餃子もトマトソース味なので、ラーメンと味のテイストが一緒です……。
トマト満喫!
吉祥寺店は時間帯によって学割があるのと、ジャスミンティ飲み放題はいいと思います。
お客さんは、女子しかいません!
2軒目の『Tの花』は、太麺・固め仕様のパスタのようなラーメン
一方、『Tの花』ですが、こちらも店の外から中が見えず、入りづらいです(苦笑)。
ある日の私は、ベーシックな“モッツァレラチーズの無添加スープのトマト麺”をオーダー。
これは正直、不思議なお味です。
中毒性があってハマる味。
ざっくり言うとパスタでいうところの“ペスカトーレ味”のラーメンです。
チーズリゾットセットもあるけど、おっさん女子的に満腹すぎて、無理(笑)。
麺は太麺で固め仕様。
こちらも超女子天国ですが、女子が堂々と“大盛り”を注文!
しかし、スマホで写真を撮っている女子はいません。
みんな、ガチで食べている(苦笑)。
紙エプロンが支給されますが、エプロンをしても洋服の袖部分に汁がはねるぞ!
雑な女子は気を付けろ!
それは私だ!
実は、このお店、サイドメニューの焼き餃子も美味しいよ。
『Tの花』は、セットメニューをもう少し考えると、お客さんに親切かなぁ、と思う。
ちなみにベーシックなラーメンじゃなくて、“たっぷりチーズのチーズフォンデュトマトスープ麺”を食べている女子が多い。
特にグループ客は、コレなんだよ。
なんでだろ?
女子っぽいからか?
こっちのほうがラーメンっていうより、パスタ寄りだからかな。
にんにく入りの“濃厚トマトスープ麺”もあって美味しいけど、人と会う約束のある人は避けましょう……。
サービスやメニュー構成的には『Tの花』と『太陽のT麺』は、お互いのサービスを“いいとこ取り”してほしい(笑)。
正直、どちらも帯に短し、たすきに長しっていう感じ(苦笑)。
まあ、あとは、味の好みに尽きるかも。
おっさん女子の私は『Tの花』派でございます。
でも、私、普段ラーメンを食べない女なので(連載15回参照)、あまり当てにしないでください……。
天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
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