南インドカレーが好きなおっさん女子としては、吉祥寺の南インドカレーは滅亡したのか……と思っていたら、なんと2018年に“ちょこっと南インドカレー”と呼びたいお店が2軒、登場したのです! なぜ“ちょこっと”なのかというと、いわゆる南インドカレーの最大の特長であるミールスという形式じゃないからなんですが……。
画像ギャラリー吉祥寺でちょこっと南インドカレーだよ、の件
南インドカレーが好きなおっさん女子である(連載3回参照)。
しかし、吉祥寺唯一の南インドカレーである女子大通りの『 I 』は、閉店なのか再開するのか、わからないままの状態。
そして私の知人Mさんの、やどかり南インドカレーの『まるごと食洞』も、やど主の都合で現在はお休み中。
吉祥寺の南インドカレーは滅亡したのか……と思っていたら、なんと2018年に“ちょこっと南インドカレー”と呼びたいお店が2軒、登場したのです!
なぜ“ちょこっと”なのかというと、いわゆる南インドカレーの最大の特長であるミールスという形式じゃないからなんですが……。
しかし、南インドテイストではあるので、吉祥寺で南インドを求めてさまよっている人のために紹介してみますね。
イラスト/スタジヲワンツー
1軒目は、大バコのディスコのようにきらびやかな名前の『M』だ!
まずは2018年の4月に吉祥寺東急デパートにオープンした『M』。
大バコのディスコか? というような、きらびやかなネーミング(笑)。
ここは都内で展開しているチェーン系ですが、メニューの構成が非常に懐が深い感じで、南インドテイストのカレーもラインナップされています。
私のイチオシは、中辛口の魚カレーだ!
南インドのゴア地方の有名なカレー。
白身魚とココナッツミルクが美味しすぎる。
思ったほど辛くないですが、サッパリしていて好きだ!
さらにこの店はナン、五穀米、全粒粉パン、お野菜炊き込みご飯など、選べるのであった。
私は米至上主義なので、もちろん五穀米をチョイスするワケですが、ここの五穀米は、想像している五穀米とは違います。
基本はインドライスなんだけど、雑穀米が絶妙にブレンドしてあるんですよ。
でも、言われなければ、五穀米って気づかない……。
これがね、見た目には“ちょっと量が足りないかも”と思うのですが、けっこうお腹にずっしり来ます(笑)。
そして、ちゃんとパラリと固めに炊いてありますが、インドライスの軽さとは別物!
ここのランチは、2種類のカレー+ナンor五穀米+サラダ+ドリンクという構成で、1650円(税込)という若干吉祥寺ランチ価格としては高めの設定。
ただ、吉祥寺東急デパートのレストラン街は、ランチ価格が総じて高め(涙)。
私は男らしく(苦笑)、中辛口の魚カレー単品で頼むおっさん女子だが、2種類選ぶなら、中辛口魚カレー+ひよこ豆とトマトのカレーかなぁ。
米に合うのが選択基準ね。
北インド系のバターチキンや、キーマカレーの方が断然人気だと思うので、辛口魚カレーがメニューから消えないことを祈るおっさん女子であった。
もう1軒は、カレー屋さんというよりスパイス料理&まぐろ料理の店『K』!
そしてもう1軒は、アトレ吉祥寺の東館方面にある『K』。
2018年の10月にオープンして、けっこうあちこちの雑誌に掲載されていたが、カレー屋さんというより、スパイス料理&まぐろ料理の店で、一風変わったラーメンなどもあります。
しかしここで私は、南インドのポークビンダルー(超訳:ゴア地方の豚のマリネの酸っぱ辛いカレー)を発見!
こんなところでポークビンダルーに、お会いできるとは……(感涙)。
ほかにも、材料の仕入れによってだと思うけど、ウプカレー(超訳:インド最南端タミル・ナドゥ州のチキンカレー)なんかもあります。
もちろんライスで食べますけど、ライスはインド仕様ではないです(涙)。
ちなみにポークビンダルーラーメンというメニューがあり、チャレンジするべきか悩み中だ!
大丈夫なのか?
このメニューは!
あとですね、アトレ吉祥寺の成城石井に、ポークビィンダルーのレトルトが売っています。
自宅で南インド気分が味わえます。
でもさー、ちょっと高いの!
あれが1個400円くらいだったら、私は箱買いするけどね。
吉祥寺で、ちょこっと南インドカレー、いかがでしょうか?
でも“ちょこっと”なんだよな~、結局。
……とボヤくおっさん女子であった(苦笑)。
天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
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