大阪ローカル 穴場メシ

大阪穴場グルメ_新大阪から足を伸ばす価値は大いにアリ! 三国で出会った手作りコンビーフが好きすぎた!/大阪ローカル穴場メシ情報[53]

食べた瞬間、絶句……! いやはや、またしても人には明かしたくない絶品料理と出合ってしまった。 新大阪駅から歩くこと約15分。阪急三国駅にほど近い場所にある沖縄・九州料理の創作バル「まんた」にその料理はある……。

画像ギャラリー

新大阪から足を伸ばす価値は大いにアリ! 三国で出会った手作りコンビーフが好きすぎた!

食べた瞬間、絶句……!
いやはや、またしても人には明かしたくない絶品料理と出合ってしまった。
新大阪駅から歩くこと約15分。
阪急三国駅にほど近い場所にある沖縄・九州料理の創作バル「まんた」にその料理はある。

「沖縄料理店や居酒屋、洋食、それに地鶏専門店でも修業していました。
オープンして7ヵ月なんですが、この料理はバーで飲んでいたとき偶然に出された料理で、レシピを教えてもらって習得したんです」
こう話すのは、店主の池城柔志さん(36歳)。
その料理とは、「自家製生コンビーフ~バケット添え~」(800円)だ。

このコンビーフは手作りで、完成までに1週間を要すという。
「塩漬けした生肉をほぐしていくと、糸のように切れていくんです」
塩気が強いから生卵を混ぜてマイルドにする。
シーザーサラダのアボカドとの相性も抜群。
ガーリックバターで焼いたバケットの載せて食べれば、いくらでも入っていく。
ウ……ウマイ!
ウマすぎるやないかいっ!!

缶詰のコンビーフとは比べようがない。
肉なんだけど肉ではない食感なのだ。
言うならば、ビーフジャーキーを柔らかくして生にした感じか。

「もともとは宮古島出身で、向こうでもお店をやっていたんですが、大阪出身の嫁と結婚してこちらに移り住んだんです」
とはいえ、料理の腕前は全国どこでも通用する。
「宮崎地鶏の白レバテキ」(800円)は、箸が止まらなくなった。

生レバーの表面をさっと炙る。
すると懐かしの牛のレバ刺しを思い起こす食感に。
表面が焼かれたことで鶏のレバーが硬くなり、噛み応えが生まれて、なおかつ風味が増す。
ごま油と醤油、それににんにくたっぷりの味つけ。
刻み葱ともよくマッチする。

ビールをグビグビ。
続けてレバーを口に放り込む。
あ~タマらん!
このタレが旨すぎて、追ネギをしたいほど。
最後の〆でいただいたのは、店主の出身地である沖縄料理。
「ソーメンチャンプルー」(530円)だ。

この料理も極めていた。
麺はソーメンではなく、冷麦。
「柔らかすぎず、絡みづらいからです。アルデンテでいけますし、長年飲食で勤めた経験で冷麦がベストと覚えました」
人参のしりしりも沖縄風に柔らかくするのではなく、硬め。
このほうが歯ごたえあって、ホンマに美味しい。
沖縄に親族がいる身としては、感嘆さえするできばえ。
オープンしてまだ7ヵ月なのに店内は賑わい、入れないお客まで……。
大阪の口うるさいお客が納得する料理の数々。
見るだけではわからへん。
ご堪能あれ!

沖縄・九州料理創作バル「まんた」
[住所]大阪市淀川区三国本町3-27-7
[TEL]06-7162-6756
[営業時間]月~金 17:00~23:30
      日、祝 16:00~23:00
[定休日]不定休

加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

関連キーワード

この記事のライター

関連記事

【なんで?】トロピカーナ出荷停止は「プッチンプリン」と同じ理由!! グリコシステム障害で「しばらく買えないの?」

マッチを擦ったらあなたも「ダンディー鷹山」? 『帰ってきた あぶない刑事』と日東社の「コラボマッチ」が欲しすぎる……

南アルプスに絶景グランピングスポットがあった 露天風呂やデッキから富士山と甲府盆地を一望できる贅沢なモバイルハウスとは

「能登の酒を止めるな!」 能登の被災酒蔵、全国の酒蔵で日本酒造り 

おすすめ記事

GWはゆったり谷根千散策!美味しい人気店から穴場スポットまで、1日中楽しめる完全ガイド

2024年4月29日~5月5日の運勢は?【タナミユキの文豪占い】

レクサスのカフェラウンジがリニューアル!「和スイーツ」と試乗も堪能できるニュースポット

GWは「読み物系」連載一気読み!作家やお笑い芸人のためになるコラム揃ってます

『驀仙坊』の艶やかな“手打ち蕎麦”は「玄蕎麦挽きぐるみ」 青森の在来種「階上早生」だから“味”も“風味”も濃い!

【難読漢字】食べ物クイズ 切り株が大好き!?

最新刊

「おとなの週末」2024年5月号は4月15日発売!大特集は「銀座のハナレ」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。4月15日発売の5月号では、銀座の奥にあり、銀…