ホルモン料理がソウルフード。 そういっても過言ではないほど、いま大正ではホルモン店に脚光が再びあたっている。常に満席の人気店もあるなか、少し異質なホルモン店が今から1年と3ヵ月前にオープンした。 その名も「TAISHOU酒場1988」だ。
画像ギャラリーホルモン料理激戦区、大正で激震が走る!? イタリアンレストランのシェフがホルモン料理屋に転身! このホルモン、最高にやばうま
ホルモン料理がソウルフード。
そういっても過言ではないほど、いま大正ではホルモン店に脚光が再びあたっている。
常に満席の人気店もあるなか、少し異質なホルモン店が今から1年と3ヵ月前にオープンした。
その名も「TAISHOU酒場1988」。
駅から徒歩で約5分。
歓楽街からは少し離れた場所にある。
なにが異質かというと、シェフがイタリアン出身だからだ。
しかも、バルではなく本格的なレストラン。
キャリアは6年という。
「ちょうど、暇していたときにオーナーにたまたま誘われて、ここで勤めるようになったんです」
こう話しながら調理。
ワンオペなので、一人忙しいのだ。
まずは、「定番ホルモン」(380円)と「アカセン」(380円)を。
定番ホルモンは脂がジューシーで、タレの粘度が高い。
すりおろしたニンニクと果物も入っているとみた。
「リンゴとレモンも入ってます」
素材を生かすのが和食ながら洋食風に若干アレンジ。
イタリアンもニンニクが多い料理で、調味料の配合が絶妙なのだ。
「アカセン」は、塩でオーダー。
このコリコリとした食感やばうま。
それでいて身が程よい具合にかみ切れるから、鮮度が良いのだろう。
続けて「ふでのポテサラ」(380円)と、おススメの「鶏唐揚げ(大)」(580円)を注文。
さすがは元イタリアンシェフ。
バターを入れて上にはパセリ。
じゃが芋の切り方もスライスされた大きめ。
なじみがないが、ひと口食べるとこりゃ、タマらん……。
箸が止まらなくなる旨さだ。
「上に載せる具材が日替わりです。今日はカニカマですね」
「鶏唐揚げ」はさらにニンニクが香ばしい。
イタリア料理で嗅ぐあの香りだ。
肉をニンニク入りのタレで漬け込んでいても、ココまでは匂わない。
それほど唐揚げ全体にいきわたっている。
もちろん、味も申し分なし。ぺろりと平らげてしまった。
「大正は今後、福島のように活況する」
そう言う人もいるが、あながち間違っていないかもしれない。
TAISHOU酒場1988
[住所]大阪市大正区泉尾1-1-4
[TEL]なし
[営業時間]17:00~25:00
[定休日]水曜
加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。
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