名古屋市昭和区にある『炭焼 うな富士』。地元では知らない人はいないうなぎの名店である。 全30席の店内は常に満席で、平日でも店の前に行列ができるほどの人気ぶり。 そんな『うな富士』が今年4月、新型コロナウイルスの影響もあり、出前とテイクアウト、そしてついに通販も開始した。
画像ギャラリー緊急連載! 名古屋エリアのテイクアウト&お取り寄せグルメ_名古屋を代表するうなぎの名店『うな富士』がお取り寄せをスタート!
名古屋市昭和区にある『炭焼 うな富士』。
地元では知らない人はいないうなぎの名店である。
決して広いとはいえない全30席の店内は常に満席で、平日でも店の前に行列ができるほどの人気ぶり。
昨年10月には、店の一軒隣に『うな富士 縁(ゆかり)』がオープンした。
混雑緩和のためかと思いきや、体の不自由な方専用のフロアだという。
「これまで数多くのお問い合わせがあったのですが、テーブルの間隔が狭くて車椅子での入店が困難でしたので、泣く泣くお断りすることもありました。
一軒隣が空くと聞いて、体の不自由な方用のフロアとして活用させていただくことにしました」
(『うな富士』の運営会社『かぶらやグループ』広報)
『うな富士 縁』は、原則として要予約で、体の不自由な方と介助者のみだが、予約が入っていない場合は一般客も利用できる。
今年4月、新型コロナウイルスの影響もあり、出前とテイクアウトもはじめた。
出前は5000円から受け付けており、配達料は500円。
一万円以上の注文は無料。
当初は配達可能エリアが店から半径2km圏内だったが、現在はタクシー会社と提携することで半径6kmまで拡大している。
配達エリアの圏外に住む人は指をくわえて見ているだけ……というわけではない。
出前をはじめてから約2週間後には、通販も開始したのだ。
もちろん、鰻やタレは店と同じものを使っているのは言うまでもなく、職人による手焼きで仕上げている。
こちらが「うなぎ丼用蒲焼き」(1杯分・3850円)。
店での提供価格と同じだが、うなぎが一切れ多い。
もともと『うな富士』のうなぎは一般的に流通しているものよりも30%以上大きな、通称「青うなぎ」を使用しているため、一切れといえども、かなりのお得感がある。
こちらは上記に肝焼きをセットにした『うな富士』の名物「肝入り上うなぎ丼」(1杯分・5170円)。
「青うなぎ」の肝だけに、大ぶりで味も濃厚。
当たり前の話だが、1尾から1つしかとれないので数量限定となる。
これも店と同じルールだ。
「青うなぎ」を存分に堪能するには「特大青うなぎ長焼き」(一尾・3740円)がおすすめだ。
尾っぽまで肉付きがよく、脂ののり方ややわらかい食感などどれをとっても、他のうなぎとはまったくの別物であることがわかるだろう。
県外に住む人への贈答に喜ばれているのが、「ひつまぶし」(1人前・4840円)。
ワサビと海苔の薬味や、だし汁も付く。
お取り寄せのうなぎの多くは、湯せんや電子レンジで温めて食すのだが、『うな富士』の商品はもう一手間くわえることで、身はふんわりと皮はパリッとした食感に仕上がる。
「商品と同封したレシピに詳しく書いてありますが、湯せんしてからクッキングシートを敷いたフライパンの上にのせて弱火で皮目を3分間、身を2分間焼くと美味しくお召し上がりになれます」
送料は全国一律1500円だが、10000円の注文で無料。
新型コロナの緊急事態宣言が解除されたものの、まだまだ予断を許さない状況である。
家族がそろって家で食事をする機会もまだまだ多いので、誕生日や記念日に利用してみてはいかがだろうか?
炭焼 うな富士
[住所]愛知県名古屋市昭和区白金1-1-4 プレザント白金1階
[TEL]052-881-0067
[営業時間]11時~14時L.O.、17時~21時(20時L.O.)
[定休日]第1・3火曜、毎週水曜
永谷正樹(ながや・まさき)
1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。
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