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絶好のロケーション! 川のほとりで2020年1月に開業、大正の「タグボート」でハシゴ酒

尻無川のほとりに、2020年1月、飲食店をメインとした複合施設「TYGBOAT TAISHO(タグボート大正)」がオープン。
徐々にではあるが、名が浸透して新名所として活気づき始めている。

尻無川とは、難波から続く道頓堀川のこと。
道頓堀川と聞くと、途端に親近感を覚えるのは大阪人ならではか⁉
1階フロアの大半はフードホールで、約10店舗の飲食店が出店する。
まずは韓国料理「笑酔人」の「コロコロハイボール」(500円)と、ビアスタンド「MARCA」の「ボトルビール」(600円)のGOLDENALEから。

「笑酔人」と書いてエヨウドと読む。
同店は裏なんばの立ち飲み屋で、こちらのハイボール。
レモン入れ放題。
さらにお替りは280円とお得なのだ。
ビールの「MARCA」は堀江のビール醸造所直営店で、工場直送のクラフトビールが味わえる。
ちなみにPALEALEもある。
苦味が特徴的なクラフトビールで、ビール本来の苦味の香ばしさ。
そして喉ごしもまろやかだ。
たとえるなら、クラシックラガーよりも苦味も風味も強い。
ビール好きには、ぜひ進めたい。
このお酒に合わせて、料理は、神戸でミシュランビブグルマンを受賞したラーメン店「ENISHI」から。
大正店限定ヌードルのほかにも一品料理も充実。
「台湾唐揚げ」(380円)と、「もっちもっち水餃子」(450円)をオーダーした。

台湾唐揚げは八角の独特の香りが、食欲を刺激。
この風味が旨くてクセになるで~。

水餃子はモチモチ。
皮の食感と、中のジューシーな具材のバランスが絶妙で、8個入りでもペロリと完食や!
お酒を空けたところでサワー専門店「SOUR Lab」の「南高梅サワー」(460円)をミント入りで注文。

これがこれが、侮れん美味さや。
このお店、旬の国産フルーツにこだわって、フルーツも農家直送。
しかも、アルコール度数もオーダーできて、今回は11%にした。
南高梅のエキスのトロみと、サワーの炭酸。
少しずつ梅を砕きながら飲む。
この値段で、このサワーは、正直安い。
サワーによっては追いハイもできるそうだ。
フードホールの醍醐味はジャンル関係なく、何でも食せる文化。
川辺で飲んだり、室内でも雰囲気がブロックごとに異なっているから飽きない。
道頓堀で有名な「くれおーる」もタグボート大正店を出店。
チョイたこ焼きしたい人でも安心の「たこ焼き4個」(塩味・320円)を。

塩味強めで外はパリパリ。
中は熱々のトロトロ。
この焼き方加減が大阪人には人気。
よー、わかってはる!
ついでに「アトリエスタ食堂」の「コクうま出汁おでん盛」(850円)も。

出汁と野菜、ワインにこだわったお店。
おでんも、この量でこの値段。
ちなみに「こくうまオイスター出汁のおでん」(850円)が数量限定の名物。
季節の野菜と鶏のタタキなどのお任せ盛りで、あればラッキー。
ぜひ注文したい。
ここで5食限定のお待ちかねのオーダーが到着。
海鮮や天ぷらで有名な「イチバンノチカラ」の「メシテロリス丼」(1980円)だ。

あふれ出たイクラと海老天のコラボ。
ご飯の量に反して、このイクラは多すぎや~。
これで〆といきたいところだが、この施設では2階にも3店が営業している。
その1つ沖縄酒場「きじむな~の森」で「泡盛飲み比べセット」を。

大正といえば古くから沖縄の方が多く移り住んだエリアで、沖縄料理店が数多くある。
同店も下町のガード下で長年育んできたお店をタグボートのオープンとともに移転した。
希少なヤギ刺しやヤギレバーも食べられる沖縄料理店として有名で、数多くの泡盛も取りそろえている。
屋号の「きじむなー」とは、沖縄の精霊の意味だとか。
そして、最後に訪れたのが「SUNSET2117」というバー。
実はこの店、尻無川に19年間、ぷかぷか浮かんでいたお店でそのバーが移転。
このバーのグラスワインがホンマに侮れへん。

「マキコレワイン」といえば、おわかりか?
金井麻紀子さんが10年のフランス在住の間に、ワインを体感。
生産者と交流して、実際に目で見て飲んだワインをセレクトした。
一生飲み続けたいワインが、マキコレワインである。
マキコレワインから白の「オーペロン」(シャルドネ・700円)と、赤の「ブレッシーマッソン」(ラストー・700円)を。
特に赤はローヌならではの柔らかさに加えて重みもあるのに、後味がすっきり。
なるほど、非常に飲みやすいワインだ。
それぞれの分野のスペシャルのお店が集ったタグボート。
大正に住んでいなくとも行く価値がある!
そんな飲食店ばかりなのだ。

TUGBOAT TAISHO(タグボート大正)
[住所]大阪市大正区三軒家西1-1-14
[TEL]06-6556-6979
[営業時間]12:00~23:00(平日)
      11:00~23:00(土日祝)
[定休日]無休

加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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