×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

icon-gallery

【きつねラーメン】ふわっふわの大判お揚げから甘い煮汁がじゅわり!

中華蕎麦 きつね

(芦花公園)

中華蕎麦(850円)
分厚いお揚げは重ねると潰れてふわふわ感が損なわれてしまうため、日に何度も仕込んでいる

「ラーメンのトッピングにお揚げ?」という違和感も、ひと口かじれば一気に吹き飛ぶ。

青森からわざわざ取り寄せるというふわっふわのお揚げからはじゅわりと甘めの煮汁があふれ出し、ダシ感を強調させたスープと驚きのマリアージュで魅了する。

お揚げの存在を際立たせるため、スープの塩分は強めにチューニング。白醤油ベースのタレでダシの印象を強めたスープにお揚げの甘い煮汁が混ざることで、少しずつ表情が変わっていくところも面白い。

ラーメンの無限の可能性を感じさせる一杯だ。

[住所]東京都世田谷区南烏山3-3-1
[電話]非公開
[営業時間]11時~20時※スープが無くなり次第終了
[休日]水(臨時休業あり)
[交通]京王線芦花公園駅北口から徒歩1分

【うどん系ラーメン】うどんを極めた店主が粉から手打ちする中華麺

粉麺小屋

(新中野)

中華そば 中(880円)
豚肩ロースのレアチャーシューにつくねなど具材も楽しい

四半世紀以上もの間、うどんを打ち続けた店主が、その集大成として手打ち麺でのラーメン作りに乗り出した。

温度管理した熟成庫で2日間寝かせた麺は、跳ねるようなコシを感じた後から、力強い小麦の風味が広がり、それがひと啜りごとに増していく。

スープは丸鶏やモミジなどの動物系に、頭と腹ワタを除いた瀬戸内産の煮干しのダシをブレンド。雑味のない透き通るような旨みと、天然素材を積み重ねた香りの深さに惚れ惚れする。

麺をがっつり味わうなら上質なオランダ産カメリアラードを使った油そばを!

麺作りは生地伸ばしや包丁切り、そして熟練の経験が必要な手揉みまで、すべて手作業で行う
[住所]東京都中野区本町3-32-17
[電話]03-3378-9292
[営業時間]11時半〜14時半、18時〜20時(土は昼のみ)
[休日]日・祝
[交通]地下鉄丸ノ内線新中野駅3番出口から徒歩7分

【醤油坦坦麺 】まさに前代未聞! 醤油スープのあっさり担担麺

人類みな麺類 RED

(赤坂)

担担麺 原点(1350円)
黒ゴマ入りの自家製麺は足で踏んで生地を鍛えているため、むちっと独特の弾力がある

大阪の大人気店『人類みな麵類』の醤油ラーメンを担担麺風にアレンジ

ベースは鶏ガラで炊いたダシに醤油ダレを合わせたシンプルなスープで、魚介で香り付けた特製ラー油を加えている。

面白いのは芝麻醤を使わないということ。その代わりに、黒ゴマを練り込んだ自家製麺と和歌山青山椒の香り、醤油と砂糖で炊いた肉味噌で坦坦麺感を演出している。

ほのかなカラシビにアクセントを加えるのは南高梅のやさしい酸味。やさしい醤油スープなのに、それでもちゃんと担担麺として着地しているからすごい。

ラー油はカツオ節やサンマ節などで香り付けて作る
[住所]東京都港区赤坂3-13-14
[電話]050-3138-6137(予約専用)
[営業時間]11時~翌5時
[休日]無休
[交通]地下鉄千代田線赤坂駅1番出口から徒歩1分

どれも一風変わった醤油ラーメン。まさに唯一無二と呼べるビジュアルと味、一度ご賞味あれ。

撮影/西﨑進也、小島 昇(粉麺小屋) 取材/松井さおり、菜々山いく子(粉麺小屋)
※店のデータは、2021年2月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

icon-gallery
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

info-otoshu
info-otoshu

info-otoshu

最新刊

2024年12月20日に開業110周年を迎える東京駅を大特集。何度来ても迷ってしまう。おいしい店はど…