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【野菜ビリヤニ】エキゾチックなスパイス香るリッチな味わい

南インド料理 ダクシン 八重洲店

(東京駅)

南インド料理の人気店『ダクシン』のビリヤニはチェティナード風。

チェティナードとは南インドの地方名で、リゾート地として知られる。海外で仕事をした商人が多く住むことから、インドではあまり使わない八角などのエキゾチックなスパイスを取り入れるのも特徴。スパイスを贅沢に使うので香りも味わいも豊かで鮮やか。

野菜ビリヤニ(1269円)

同じくチェティナード風のチキンカレーなどもおすすめだ。

チェティナード・チキンカリー(1458円)

ビリヤニ以外の米料理も豊富で、なかでも珍しいバンガロール地方のおじや「ビシベレバット」は未知の米の美味しさ!

ビシベレバット(1269円)

[住所]東京都中央区八重洲2-5-12 プレリービル地下1階
[電話]03-6225-2640
[営業時間]11時~15時(14時半LO)、17時~23時(22時LO)、土・日・祝 ~22時(21時LO)
※木・金、ならびに混雑時は2時間制
[休日]無休
[交通]JR中央線ほか東京駅八重洲南口から徒歩5分

【定食ビリヤニ】おかず豊富で好きな具材をチョイス可能

ビリヤニ食堂

(北千住)

民家を改装したおしゃれなビリヤニ専門店。

ビリヤニは4種の具材から選ぶ定食スタイルで、ミントとピスタチオのポテトサラダ、パクチーとココナッツの豆乳オムレツ、スリランカ料理のルヌミリス(ふりかけ)、マッルン(野菜料理)など8種の副菜付き

ホロホロスペアリブのビリヤニ(1350円)


食後のデザートやチャイの用意もある。

大人のカスタードプリン(454円)

[住所]東京都足立区千住2-31
[電話]03-5284-8375
[営業時間]12時~15時LO
[休日]月~木、不定休あり
[交通]地下鉄千代田線ほか北千住駅4番出口から徒歩4分

【マトンビリヤニ】この街のを食べずには何も語れない

エリックサウス マサラダイナー

(渋谷)

『エリックサウス』各店のなかでもモダンスタイルを提案するこちら。

ここのビリヤニは、メッカとして知られるインド中南部の街ハイデラバード式だ。ココットで炊き上げるビリヤニはフタを開けてびっくり。


ハイデラバード風 骨つきマトンビリヤニ(1458円)

白いご飯が来たかと目を疑うが、2段重ねのうな重のように米と米の間にマサラ(スパイシーなソース)が挟まっている

層を崩さずに取り分け、あえて“味のムラを楽しむ”ため、軽く混ぜるのが正解。骨付きマトンなのでかぶりつくときは気を付けて。


カレイのミーンモーレーパンケーキドーサ添え(1296円)

[住所]東京都渋谷区神宮前6-19-17 GEMS神宮前5階
[電話]03-5962-7888
[営業時間]11時半〜15時(14時半LO)、17時半〜23時(22時LO)
[休日]無休
[交通]JR山手線ほか渋谷駅西口から徒歩8分

カレー好きでご飯好きならビリヤニも絶対好き!

スパイスで炊き上げたインドの米料理「ビリヤニ」をご存じだろうか? スパイシーな炊き込みご飯といった風情で、熱々のご飯にスパイスの刺激がピリっと走り、思わず「うまーい!」と叫んでしまう。米好き日本人の心を蕩かす魔物ですよ、これ。

インド全域で食べられているビリヤニのルーツは諸説あり、一説ではペルシャから伝わった料理がインド料理と出合って生まれたとか。現在のパキスタン辺りがその発祥という。このビリヤニが日本でブームを巻き起こしている。

かつてはディナーで見かける程度だったが、今やランチの定番に昇格した注目株。ビリヤニめがけて食べ歩く人も多く、人気店ともなれば週末ランチは売り切れ必至とか。

具材や調理法、地方色などビリヤニには様々なタイプがある

例えば『南インド料理ダクシン』の野菜ビリヤニは、鼻に抜けるスパイスの高貴な芳香がカレー好きの心をくすぐる逸品。ふんわかライスとホクッと崩れるニンジンやじゃがいもが口中で溶け合うのがたまらない。

名物はビリヤニという街、ハイデラバードのレシピで出すのは『エリックサウス マサラダイナー』。生の肉を米と一緒に炊くハイデラバード式なので骨付きマトンから染み出た旨みが米に溶けこんでいる。実はひとりでビリヤニを頼むツワモノも少なくないそうで、炊きあがりを待つ間のおつまみを付けたカウンター限定おひとりさまセットもあるほど。

こうしてビリヤニ人気は留まるところを知らず、専門店もどんどん増えている。北千住に今年オープンした『ビリヤニ食堂』もそのひとつ。ビリヤニに魅せられた店長渡辺さんが作る進化系ビリヤニは、仕上げに梅干しを使うのがミソ。爽やかな酸味と旨みのある塩気にスプーンが止まらない。

余談だけど本格派(?)のビリヤニマスターによれば、時には手で食べてみるのも面白いとか。それはともかく、ビリヤニは料理人や店によっても十人十色のバリエーションが楽しめる料理。至高のひと匙を求めて、ビリヤニホッピングに出かけてみては?

撮影/西﨑進也 取材/岡本ジュン
※店のデータは、2019年8月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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