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『どんぐり舎』@西荻窪

ピザトースト(480円、ドリンクセットは870円)
チーズをまんべんなくのせ、焼き色をしっかりと付ける。サクッとした歯ざわりと香ばしさがたまらない

自家焙煎コーヒーとケチャップ味のピザトーストに感涙

緑の木々に覆われた小さな扉は、穴ぐらの入り口のよう。昭和49(1974)年に兄が始めた店を弟の三郎さんが15年前から引き継いだ。

ピザトーストのレシピは料理好きな姉の提案。ピザソースではなくマーガリン&ケチャップで、サラミはどこをかじっても口に入るように細かく刻む。

コーヒーは40年前から自家焙煎。

「天候によって豆の状態が全然違うから何年やっても難しいけど、面白いよ」

と三郎さん。

自慢の「ほろ苦ブレンド」は名前の通りのコク深い苦みが来てからスッと消え、香り高き余韻を残す。三郎さんにしか出せない表情豊かな1杯だ。

チーズケーキセット(850円)
長年のファンが営む焼菓子店から仕入れる。ほどよい甘さがコーヒーと合う

チーズマフィン(370円、ドリンクセットは720円)
チーズとマーガリンの香りが口中で膨らむ、小腹を満たしてくれる軽食だ

味わい深い木製のテーブルや椅子を置く。ゆるやかに流れる時間を静かに楽しみたい

マスター 河野三郎さん
「ドリンク類のテイクアウトを開始!豆も販売してます」

『どんぐり舎』

[住所]東京都杉並区西荻北3-30-1
[電話]03-3395-0399
[営業時間]10時半〜22時半(22時LO)
[休日]無休
[交通]JR中央線ほか西荻窪駅北口から徒歩3分

『どんぐり舎』

『CAFE goToo 大塚店』@大塚

エビフライサンドイッチ(1000円、コーヒー付き)
実際は食べやすいように紙に巻いて提供してくれる。トーストの香ばしさと共に、指に具材の重さがズシリと伝わる

名店のエビフライをひと皿まるごと挟んだ極厚サンド

ああ、幸せのふっくら断面図! 中央3本のぷりぷりエビフライを挟むのは、レタスに自家製ポテトサラダ、そして千切りキャベツに手作りタルタルマヨネーズ。

まずは両手でサンドイッチをしっかりと掴み、その厚みに感動するべし。次いでかぶりつけば、エビフライも野菜もソースもすべてが一体となり口内に押し寄せてくる

ここまで完成度が高い秘密は、お店から徒歩1分の場所にある人気行列店『洋食GOTOO』ですべての仕込みをしているため。

カフェ独自の手作り焼菓子も好評で、地元の人がのんびりと羽を休めに来る穴場だ。

オムライス(1000円、コーヒー付き)
トマトベースのソースと、とろふわの卵が主役だ

バナナケーキ(160円)
香料を使わずに焼き上げ、バナナ本来の味がやさしく広がるパウンドケーキ

席数が少ない洋食店の“姉妹店”として誕生したカフェ。ゆったり過ごせる

店長 丸山真樹さん
「洋食店の料理を食後のドリンク付きでゆったりどうぞ!」

『CAFE goToo 大塚店』

[住所]東京都豊島区南大塚3-51-2 ボーベル大塚1階
[電話]03-3982-0144
[営業時間]8時~18時、土9時~18時
[休日]日・祝
[交通]JR山手線大塚駅南口から徒歩3分

『CAFE goToo 大塚店』

『魔性の味 珈琲オンリー』@浅草

厚焼きトースト(600円)
ブレンドコーヒー(500円)
厚さ約6cmと贅沢にカット。切れ込みにマーガリンがたっぷり染み込んでもう絶品!雑味なくスッキリ、後味にコクを感じる極上の1杯と共に

ペリカン製の極厚トーストと魔性のコーヒー

気になるでしょう? “魔性の味”って。戦後間もなく、父が始めたこの店のコーヒーに惚れ込んだ常連が“これはヤミツキになる味だね”と言ったことから。

マスターは「すごいのは親父で、僕は同じことをやっているだけ」と笑うけれど、マスターが直火焙煎した1杯を飲めば“魔性”の意味が必ずわかる。

そして極めつきがトースト類。予約必須の人気店『ペリカン』の食パンを50年も前から使っている。マスターの淹れるコーヒーと同じく素直で無垢な美味しさだ。

ウィンナー2本を挟んだホットドック(13時〜)も、実は隠れた名スナックなのだ。

ホットドック(600円)
ウィンナーのジューシー感とコッペパンのほんのりとした甘みが口の中で一体となって広がる

ハニートースト700円(13時〜)
三温糖+上白糖で作る自家製シロップが、爽やかでミルキーなアイスと抜群の相性

コーヒーはそれぞれ焙煎した6種類の豆をブレンド

マスター 小磯敏行さん
「うちの自慢のコーヒーでホッとしていって!」

『魔性の味 珈琲オンリー』

[住所]東京都台東区西浅草2-22-8
[電話]03-3841-7679
[営業時間]10時〜18時(17時45分LO)
[休日]日・祝
[交通]つくばエクスプレス浅草駅A2出口から徒歩5分

『魔性の味 珈琲オンリー』

撮影/小島昇(どんぐり舎)、小澤晶子 取材/赤谷まりえ(CAFE goToo)、菜々山いく子
※店のデータは、2020年6月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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