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暑~い夏、とくれば食べたくなるのがアイスクリームやジェラート。イタリア発の濃厚ジェラートから、日本ならではの日本酒アイスまで、ざくざくご紹介しちゃいます。

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『ジェラテリア アクオリーナ』@祐天寺

【基本テイクアウト※スタンディングスペースあり】

手前から、
・ピスタチオ味 1/3味カップ(オリーブオイル、ピスタチオ、河内ばんかんのシャーベット)(780円)
・ノーマル2種盛りコーン(フレッシュミルク、プラム)(700円)
「プラム」は大石早生という品種でジューシー!「オリーブオイル」はオリーブの青みが利いていて、「河内ばんかん」は皮の苦みを絶妙に活かした味わい。「ピスタチオ」はまろやかで香ばしく、どれも完成度が高い

素材の生かし方と独特の舌触りは感動モノ!

一度食べたら虜になるという大人気のジェラート店。どれを食べても、素材の美味しさが巧みに引き出されている

人気ナンバーワンという「フレッシュミルク」は、味に定評のある北海道『牧場タカラ』の牛乳が使われ、まろやかで深みのある本来の味がよく際立っている。だが、何より驚くのが舌にねっとりまとわりつきながら、一瞬で消える儚い口どけ

店主の茂垣綾介さん曰く、「糖分や乳脂肪分の配合、温度などを理論的に組み立てたレシピで理想の質感を作り上げています」。実は、イタリアで料理人としての修業経験がある茂垣さん。オリーブの風味が濃厚な「オリーブオイル」や、前菜を食べている気分になる「アスパラガス」のように、シェフの視点が垣間見られるフレーバーがあるのも面白い。

次はどんな味に出合えるのか、訪れるたびにわくわくさせられる。

・小カップシングル(バナナモーレ)(600円)
オレンジのリキュールとバナナが合う

イタリアの街角にあるカフェのような雰囲気。駅の目の前にあり、お客さんが続々と訪れる 

店頭にベンチもあり


日替わりで16~20種。どのフレーバーにも、選び抜かれた素材の持ち味がダイレクトに表現されている

[住所]東京都目黒区五本木1-11-10
[電話]03-5708-5787
[営業時間]13時~20時
[休日]火(ほか不定休あり)
[交通]東急東横線祐天寺駅西口から徒歩すぐ

『日本酒アイスクリーム専門店 サケアイス 』@浅草

【基本テイクアウト※スタンディングスペースあり】

手前から、
・ダブル(日本酒アイス、男山アイス)(700円)
・シングル(カシスラベンダー)(500円)
「男山アイス」はベルギーの国際味覚機関で優秀味覚賞受賞。カシスは濃厚な甘酸っぱい味でラベンダーの香り

口中で溶けていくひんやりとした日本酒をじっくり堪能

2020年3月オープン。今まで酒粕を使ったり、日本酒風はあったが、ここまでガツンと日本酒を感じられるアイスクリームは初めて。

アルコール度数は約4%もあり、食べ進むにつれて穏やかに広がるほろ酔い気分が心地いい
アルコールは凍りにくいため、銘柄の特徴を生かしながら、とろりとした口どけを両立させるのに苦労したという。

アルコール入りは、ピリリと日本酒の旨みを感じる「日本酒アイス」、ミルキーで米の甘みが強い「男山アイス」、すっきり爽やかな「稲里アイス」の3種類。ダブルやトリプルにして、それぞれの違いを食べ比べたい。

白木に包まれ、すっきりとした空間


ノンアルコールは日本酒と相性のいい柚子、いちご、抹茶など7種類。ローズやカシスなど、香りのマリアージュも楽しみ

※このお店の価格表記は、税抜価格です。

[住所]東京都台東区浅草1-7-5
[電話]なし
[営業時間]10時~18時
[休日]無休
[交通]地下鉄銀座線ほか浅草駅1番出口から徒歩5分

『ヴェンキ OtemachiOne店』@大手町

【イートイン&テイクアウト】

左から、
・ピッコロ(クオールディカカオ、ピスタチオ、グルメコーン/ヌガティーヌ、スプレマ)(1045円)
・レゴラーレ(ジャンドゥイオットベネズエラ、ラズベリー、マスカルポーネ&キャラメライズドフィグ)(880円)
スプレマを絡めたコーンに、ヌガティーヌをトッピングした「グルメコーン」

ナッツやチョコレートの濃厚なフレーバーを多彩に楽しむ

銀座、池袋に続き、2020年6月に日本3号店としてオープン。イタリア発チョコレート店ならではのジェラートを楽しめる。

なかでも、こだわりのダークチョコレートを惜しみなく使った「クオールディカカオ」は看板的フレーバー
生チョコレートのような味わいで、空気を含むように練ってから盛るというふんわり感も絶妙だ。

そしてぜひ追加したいのが、トッピングを選べる「グルメコーン」とチョコレートスプレッドをコーンの中に入れる「スプレマ」。食べ進むと味わいが広がり、濃厚なチョコレートで締めくくるという贅沢な体験は「ヴェンキ」ならでは。

・ジェラートシェイク マンゴーストラッチャテーラ(770円)
チョコレートの苦みと甘酸っぱいマンゴーが合う。ミルクでシェイクするためさっぱり。好きなジェラートでもオーダー可

カフェスペースがあるのはOtemachiOne店のみ


流れているスプレマを目の前でつけてくれる

[住所]東京都千代田区大手町1-2-1 OtemachiOne1階103
[電話]03-6206-3273
[営業時間]9時~20時
[休日]日・祝
[交通]地下鉄半蔵門線ほか大手町駅C4・C5直結

『壽々喜園』@浅草

【イートイン&テイクアウト】

手前から、
・抹茶プレミアムNo.7(590円)
・ほうじ茶&抹茶No.3(500円)
「ほうじ茶」は、香ばしい香りにほっとするやさしい味。「No.7」の濃い緑色はインパクト大

“世界で一番濃い”抹茶ジェラートは苦みや香りも別次元

1848年創業のお茶卸売店。「若い人たちにもお茶の美味しさを伝えたい」と、2016年に静岡の抹茶スイーツ店『ななや』から取り寄せた抹茶ジェラートを販売開始。

フレーバーは抹茶の量別に7段階あり、市販の抹茶アイスと同じぐらいという「No.1」はほのかな抹茶風味。「No.3」から苦みが主張し始めるが、まだマイルドな味わい。「No.4」で渋みと苦みがぐっと高まる。

そして、ジェラートマシンの限界という多量の抹茶が練り込まれた「抹茶プレミアムNo.7」の濃さは、未だかつてないレベル。苦みは力強いが渋みは穏やかで、なんとも上品な味わい。優雅でやさしい香りも別格だ。一般的な抹茶だと渋くなり過ぎてしまい、「No.7」だけに使われている農林水産大臣賞受賞の最高級茶葉だからこそできる濃さだという。

この味を知ってしまったら、他の抹茶アイスでは満足できなくなりそう。

・玄米茶&和紅茶(520円)
日本の茶葉で作られる「和紅茶」は紅茶特有のえぐみが少なく、後味すっきり。「玄米茶」はお茶の甘みを感じるふくよかな味わい

店内では各種茶葉を販売


抹茶に「黒ゴマと大納言」を合わせるのも人気。ミルクジェラートをベースにした定番11種類に季節限定が1種類。取材時には、抹茶レモンやマンゴーソルベなどが登場


老舗の風格を感じる暖簾が目印

[住所]東京都台東区浅草3-4-3
[電話]03-3873-0311
[営業時間]10時~17時
[休日]不定休
[交通]地下鉄銀座線ほか浅草駅1番出口から徒歩8分

撮影/菅野祐二(サケアイス、ヴェンキ)、瀧澤晃一 取材/井島加恵
※店のデータは、2020年8月号発売時点の情報です。 イートイン、テイクアウトの営業スタイルや営業時間、定休日などは状況により変更になる場合があります。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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