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ワインが充実しているお店

『串打ち大地』@渋谷

上から順に、あぶら(220円)、しびれ(220円)、こころのこり(440円)、おっぱい(220円)、れば(220円)
上質なモツは店主の芳賀さんが毎朝芝浦で質感などを確認して仕入れる。口直しのガリや七味ならぬ独自の十一味を添えるのも特徴

焼きとん×ワインならここ 大人が集う渋谷の隠れ家

大衆的な焼きとんのイメージとは一線を画す洒落た空間。
だがおもてなしは親しみやすく、朝採れの世田谷野菜など素材にこだわる料理はハーフサイズでほぼ対応可。
そう、すべてが客ファースト。詰まるところイイ店なんです。

串のレベルも推して知るべし。旨みになる脂はきちんと残すなど部位のカット法から冷蔵庫の保管位置まで心を配る
最高級の紀州備長炭を使うのも火力と香りの良さが他の追随を許さないからだ。
神は細部に宿るというが、旨さは細部の仕込みと焼きの技に宿る

ワインは上品な赤やパンチのある白など約10種。これがモツに合うのなんの。乾杯が止まらない。

自慢の煮込み!

串打ち大地の塩もつ煮込み(880円)
グツグツ煮立たせて運ばれてくる塩味の煮込み。ガツなど数種のモツ、ニラや玉ネギが入る。自家製塩レモンを混ぜると爽やかな風味

焼きゴーヤとパイナップルの白和え(390円)
世田谷野菜のゴーヤを使った白和えは季節メニュー。芋焼酎ベースに山椒などを加えたスピリッツ「AKAYANE」のハイボールもおすすめ

いっぴん盛り合わせ(ふわの味噌漬け・がつはむ・こぶくろナンプラー麹 1100円)
モツを使ったその日のつまみ

肉類に合う赤「ジュブレ・シャンベルタン」や野菜料理にも合う白「ポルタ・ダ・リーア」など
『串打ち大地』

[住所]東京都渋谷区東1-3-5 モアエクセレンス 1階
[電話]03-5766-6600
[営業時間]11時半~15時半(昼は久留米うどん専門店)、17時~24時(23時LO)
[休日]日(祝は不定休)
[交通]JR山手線ほか渋谷駅C1出口から徒歩8分

『もつ焼き 豚星』@武蔵小山

右から順に、上シロ(130円)、うずらの玉子(200円)、エビシソ巻き(200円)、ハツモト(130円)、アミチレ(130円)、カシラ(130円)
人気の「上シロ」はとろりとした照りのある甘いタレと相性抜群。好みで山椒をかければうなぎの串のような風合いも楽しめる。看板ワインはイタリア産「アリアニコ」 

濃厚なタレ味の串がワインにすこぶる合う

武蔵小山のスターなら地元で愛される『豚星』だ。

老いも若きも目当てはご覧の絶品モツ焼き。中でもこの店に来たらコレ的な部位「上シロ」はぜひ試してほしい。
醤油とザラメを煮詰めた濃厚なタレ味のそれは表面をパリッとキャラメリゼしたような焼き上がりで、中はむちっとしてとろとろ。

てことで共に一杯やりたいのがワイン各種。
特におすすめのハウスワインはサラリと飲みやすい上に旨みの余韻もあり、店独特のタレの味わいにビシッとハマる
幸せ~。

他にも網脂とチレを交互に串打ちした「アミチレ」など名物串が多数。
ムサコのスター、ますますファン急増中だ。

自慢の煮込み!

煮込み(450円)
澄んだスープのクセのないシンプルな塩味。ハラミのスジ部分など串に使わない部分がたっぷり入る。ピリッと柚子胡椒がアクセント

肉味噌きゅうり(写真右 450円)、ガツ刺(写真左 380円)
鶏挽き肉で作る「肉味噌きゅうり」は大葉入り。湯引きしてポン酢を掛けた「ガツ刺」はさっぱり 

ワインはフランス、イタリア、スペインなどをラインナップ。写真はジューシーな味わいのスペイン産の赤「ドス」など
『もつ焼き 豚星』

[住所]東京都品川区小山4-3-6
[電話]03-3787-1224
[営業時間]17時~23時半(23時LO)
[休日]月
[交通]東急目黒線武蔵小山駅東口から徒歩3分

日本酒が充実しているお店

『やきとん だいだら 池袋西口店』@池袋

やきとん串盛り(520円 左からレバー・シロ・フワ・テッポー・カシラ・ハラミの6本)
炭の組み方などで火力を調整して焼く串は豊かな旨み。モツは営業前に約5時間かけて仕込む。鶏の軟骨やもも肉など独自のレシピで作る大葉入りのつくねも人気

高クオリティでこの価格 随時変わる日本酒も狙い目

毎日届くモツは原則その日に売り切り。それだけでもこの店の人気ぶりが分かる。

が!こりゃすごいわと驚くのはお客さんの食べ方や酒の飲み方によって味のバランスを微妙に変えるよう心掛けていること。常連客なら何も言わずとも好みの塩加減で提供、酒が進む人ならそれに合わせて若干濃くするなど。
高級店のような繊細な心遣いが夜な夜な繰り広げられているなんて、恐れ入りました。

日本酒のラインナップにも同様の配慮で、暑い夏はスッキリ辛口を豊富に、熱燗が多くなる冬はそれに合う甘めの酒を揃えるとか。安くて旨くて気分よく酔える、これぞ焼きとんの名酒場です。

自慢の煮込み!

もつ煮込み(350円)
シロやテッポーなどが入る煮込みは熱々を小鍋で提供。煮込み用にダシを取る豚骨スープで仕込む味噌味で、パンチのある味わい

肉刺し盛り合わせ(580円)
低温調理で仕上げたタン、ハツ、レバーの刺身

肉刺しはゴマ油+塩、山葵醤油、ニンニク醤油もおすすめ

鉄板焼きチーズポテト(380円)
ポテサラの上にチーズがたっぷり

日本酒は半月~1か月で変わる。写真は滑らかな口当たりの北海道「絹雪」など 
『やきとん だいだら 池袋西口店』

[住所]東京都豊島区西池袋3-33-17
[電話]03-5944-8124
[営業時間]営17時~24時(23時LO)、土・日・祝は15時~24時(23時LO)
[休日]無休
[交通]JR山手線ほか池袋駅西口・C3出口から徒歩2分

『やきとん酒場マルコ 千駄木店』@千駄木

つくね1本(180円 卵黄orピーマン 写真奥)、おまかせやきとん盛り合わせ(530円 写真右手前から、れば・てっぽう・しろ・はらみ・かしら・たんの6本)
ニンニク入りの味噌ダレや塩など味は基本的におまかせがおすすめだが、好みを聞いて焼いてくれる。つくねはピーマン付きか卵黄付きか選べる

焼きとんも、酒も、つまみも 抜群のコストパフォーマンス!

希少部位も含めた焼きとんが1本90円。けれど品質は決して妥協しちゃいない。

国産モツの鮮度の良さは当たり前。炭で均等に焼けるよう左右のバランスや重さも考えて串打ちするという徹底ぶりだ。
塩、タレ、ニンニクが利いたスパイシーな味噌ダレと、部位に合わせた味付けの塩梅も完璧。

しかも日本酒は均一90ml・350円からのお値打ち価格で、酒飲みの心までガッツリ掴んじゃってる。
その地酒、スタッフの出身地を中心に常時10種ほど品揃え。
というのも自分たちが本当に好きな故郷の酒なら自然におすすめできるからだ。

串以外の料理も遊び心満載で、気軽に寄れる雰囲気もいい。

自慢の煮込み!

もつ煮(380円)
シロやテッポウなどを毎日3時間ほど煮込む継ぎ足しの味。数種類の味噌をブレンドしたコクのある味。豆腐の存在感もうれしい

マルコの自家製餃子(520円 8個)
鶏挽き肉なのでクドくなくあっさりした旨み。味噌ダレでいただく

日本酒は季節限定も入れて約10種を用意。写真はスタッフの故郷・長野の「御湖鶴」など 
『やきとん酒場マルコ 千駄木店』

[住所]東京都文京区千駄木3-33-12
[電話]03-5842-1882
[営業時間]17時~翌1時(24時LO)、土13時~翌1時、日13時~23時(22時LO)
[休日]不定休
[交通]地下鉄千代田線千駄木駅2番出口からすぐ

撮影/鵜澤昭彦、大西尚明(豚星) 取材/肥田木奈々
※店のデータは、2020年11月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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