マレー半島を旅しているような気分にどっぷり浸れる店だ。数年前、酷暑のクアラルンプールを歩き、汗だくになりながら有名な肉骨茶専門店を訪ねたことがある。
画像ギャラリー※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ではありますが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しております。
松記鶏飯(最寄駅:淡路町駅)
本場越え!? 東京最高峰のシンガポール料理
半島随一と名高い海南鶏飯も食べに行った。もちろん、どちらも期待以上の味だったが、そうして苦労して訪れた本場の人気店に匹敵、いやそれ以上に美味しいんじゃないか? と思わされるのがこの店の料理なのだ。例えば肉骨茶。豚スペアリブのスープ煮込みだが、体全体にしみ入るような深い味わいに、思わずため息がこぼれる。マレーシアやシンガポールに長年暮らした元駐在員の客が多いというのも納得だ。店主の松本さんは元バックパッカー。今も年に数回、アジアを旅して回り、そこで出合った料理を限定メニューとして出したりもする。中国、マレー、インドという多民族が織りなす食文化。それを現地で体験しづらい今こそ、この店を訪れて本場以上の味わいを体感してほしい。
肉骨茶(バクテー)
900円(1人前)
ラクサ
1280円
ペーパーチキン(2ピース)
700円
松記鶏飯の店舗情報
[住所]東京都千代田区神田司町2-15-1 パレヤソジマ102 [TEL]03-5577-6883 [営業時間]11時半~14時(13時半LO)、18時~23時(22時LO)※ランチタイム有 [休日]日・祝 [席]全26席/全席禁煙/カード可/予約可/サ・お通し代なし [交通アクセス]地下鉄丸ノ内線淡路町駅A4出口から徒歩3分
撮影/貝塚 隆 取材/カイトモオ
2020年10月号発売時点の情報です。
※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
画像ギャラリー