伝統vs進化形問題が勃発!あんパンVSあんバター!? 戎「ひょえ〜、どうっすか池さん、『MORETHAN BAKERY』のあんバター。スマートなスタイリングからバターとあんがオシャレに見えて見るからに美味しそうでしょ」 …
画像ギャラリー本日OAされる『マツコの知らない世界』(TBS系、火曜午後8時57分)にて「あんバター」が話題に!?
2022年2月8日放送分、マツコ・デラックスさんがMCを務めるTV番組『マツコの知らない世界』では、「あんバターの世界」と題して、あんバターが紹介されるそうです。本稿では、同番組でも題材となっている珠玉の「あんバター」3選を再編集してお届け。
今どきのあんバター派の編集・戎と、昔ながらのあんパン派の『おとなの週末』ライター池田によるあんこバトル(?)もお楽しみください!
(初出:2021年10月25日)
あんとバターの塩気が絶妙なハーモニー『MORETHAN BAKERY』
カンパーニュやベーグル、その場で作るサンドイッチもおすすめのお店。
外がバリッと焼けたパンは、湯種が入ったライ麦の生地で中はもっちり。
練りあんの心地いい甘さと、北海道産バターの塩気とともにパンを噛み締めると、口の中でのハーモニーが抜群。
パン生地に入ったクルミも利いている。
『MORETHAN BAKERY(モアザンベーカリー)』
[住所]東京都新宿区西新宿4-31-1 1階
[電話]03-6276-7635
[営業時間]8時〜18時
[休日]無休
[交通]都営大江戸線都庁前駅A5出口から徒歩5分
(オンラインショップ有)
コッペに小倉あんと有塩バターが旨し!『BOULANGERIE AMONNIER』
3種類の自家製酵母と北海道産小麦を使用。毎日約60種類、素材にこだわった飽きのこないパンを焼いている。
あんバターのコッペパンは牛乳と練乳が練り込まれてふわりとやさしく、北海道産の小倉あんと、よつ葉乳業の有塩バター(コレ旨し!)が抜群の相性。ど真ん中のストライク。文句なく旨い。
『BOULANGERIE AMONNIER(ブーランジェリー アモニエ)』
[住所]東京都文京区白山1-37-3 EXAM白山1階
[電話]03-6801-5010
[営業時間]8時〜19時、土・祝は〜17時 ※売り切れ次第終了
[休日]日・月
[交通]都営三田線白山駅A2出口から徒歩2分
ザックザクの極上デニッシュにあんバターのシアワセ『Laekker』
北海道産小麦と北海道産バターのみを使用して作るザックザクの生地が、多くの人を虜にするデニッシュ専門店。
何ともいいバターの香り。口中でパリパリ崩れるようなデニッシュの食感に、北海道産小豆の粒あん、軽く口溶けのいいバタークリームが合わさっている。軽くて、スイートで……シアワセ!
『Laekker(レカー)』
[住所]東京都渋谷区代官山町9-7 サインビューハイツ代官山1階
[電話]なし
[営業時間]10時〜17時※売り切れ次第終了
[休日]火・水(祝日の場合は営業)、不定休
[交通]東急東横線代官山駅西口から徒歩6分
伝統vs進化形問題が勃発!あんパンVSあんバター!?
戎「ひょえ〜、どうっすか池さん、『MORETHAN BAKERY』のあんバター。スマートなスタイリングからバターとあんがオシャレに見えて見るからに美味しそうでしょ」
池田(以下池)「けっ。何でも上っ面の今どき感に走ればいいってもんじゃねえんだよ」
戎「まあまあ、そう言わずに」
池「む。た、確かに表面バリリのよく出来のバゲットに、このバターの塩気とあんのハーモニーは……。ごくん」
戎「ふふ、でしょう?」
池「く。でもな、軽口はまずこれ『銀座木村家』の酒種あんぱんを食ってからにしやがれ」
戎「あ、あああ……。何すか、生地のこのえも言われぬ香り。そして上品なあんに、桜の花びらの塩気って、反則では……」
池「ふ。知らなかったのか? 1874(明治7)年、洋のパンに和のあんを融合させて初めてできたあんパンがコレ。あんパンてやつあ、元祖ジャパニーズ・ビューティなわけよ」
戎「確かに完成度高いすね。でも、和洋いいとこ取り、進取の気性ってことなら、あんバターも負けませんよ。たとえば、池さん、デニッシュ好きでしょ?」
池「う、なぜ知ってる?」
戎「ならやはり『Laekker』のあんバターを食べてもらわないと」
池「(サクリ)お、おおお、口で崩れるような超サクサク感に上質なバターの香り。それに粒感あるあんと軽いバタークリームの組み合わせはヤバい……」
戎「あんパンの今どきの進化形のひとつってわけです。それに粒あんが美味しいでしょ」
池「おー、もちろんあんのクオリティは大事だよな。粒あん好きならほれ『トーホーベーカリー』の三鷹の森あんぱんだ」
戎「うわあ。塩気もあれば、豆感もある。ていねいに炊かれたのがわかる美味しいあんこがずっしりと入ってますね」
池「てかさ、何気に『AMONNIER』のあんバター、このふんわりやさしいコッペに上質感あるバターの塩気がアクセントになっててイケるじゃん!」
戎「あ、勝手にあんバター、食べ進めないでくださいよ!」
池「てか、キミも『関口フランスパン』……すでに攻めてるし」
戎「ケシの実付きグレイト! あんパンもあんバターも、やっぱり両者捨てがたいです〜」
撮影/小島昇 取材/池田一郎
店のデータは、2021年10月号発売時点の情報です。
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