高速道路のドライブは景色やスピードが単調になってしまい、ドライバーも同乗者も飽きてしまいがちだ。そこで今回は、休憩時のリフレッシュに最適で、コロナ禍によるストレス発散にも効果的な絶景のSA・PAを紹介することにしよう。駐…
画像ギャラリー高速道路のドライブは景色やスピードが単調になってしまい、ドライバーも同乗者も飽きてしまいがちだ。そこで今回は、休憩時のリフレッシュに最適で、コロナ禍によるストレス発散にも効果的な絶景のSA・PAを紹介することにしよう。駐車場から、徒歩でわずかという好アクセスの場所なのに、素晴らしい風景を堪能できるエリアをピックアップする。なお、高速道路の休憩スポットやグルメ&お土産については新刊『高速道路&SA・PAガイド 2022-2023年最新版』が詳しい。ドライブ計画の参考にあわせてチェックしてみよう。
日本一の名峰・富士山が見えるサービスエリア
●東名高速道路 足柄SA(下り)、富士川SA(上下)
旅行中に見えたら嬉しい風景といえば、やっぱり富士山。東名高速を走るなら、ぜひ立ち寄りたいのが、足柄SA(下り)と富士川SA(上下)だ。
足柄SA(下り)のほうは、2階展望テラスから、富士山の雄大な姿を見ることができる。しかもテラスからだけではなく、「足湯カフェ」などからも富士山を見られるのだ。
次に、富士川SA(下り)。こちらは展望エリアから富士川にかかる橋と富士山の絶景を眺めることができる。電線などの障害物がなく、本当に素晴らしい。
また富士川SA(上り)には、大観覧車があるので、そちらからの眺めもぜひ堪能してみてほしい。
関門海峡の絶景が見えるパーキングエリア
●関門道 壇之浦PA(下り)、めかりPA(上り)
2021年夏にリニューアルした関門道の壇之浦PA(下り)とめかりPA(上り)は、関門海峡と関門橋が眺められる絶景スポットとしておすすめだ。両PAは、関門橋をはさんで向き合っており、壇之浦PAからは門司港が、めかりPAからは壇之浦の景色が一望できる。
とにかく間近に見える橋の迫力がすごい! フードコートからの眺めも◎なので、食事を楽しみながらもぜひ。
浜名湖SAはグルメも絶景も最高のサービスエリア
●東名高速道路 浜名湖SA(集約)
浜名湖SAは上下集約の大規模サービスエリア。ついグルメや買い物に夢中になってしまいがちだが、ここではぜひ浜名湖が見える展望エリアを訪れてほしい。たくさんベンチがある広場になっていて、春には桜が満開になる。
運転の疲れをリフレッシュするもよし、テイクアウトグルメを楽しむのもいい。
駿河湾が一望できるサービスエリア
●新東名高速道路 NEOPASA駿河湾沼津(上下)
地中海の港町を彷彿とさせる建物が目をひくNEOPASA駿河湾沼津(上り)。この建物からは、駿河湾の絶景が一望できる。おすすめは館内の2階テラスから。昼間のキラキラと輝く海も素晴らしいが、夕方の光も魅力的。夜は沼津市の夜景がよく見える。いつ立ち寄っても楽しめるエリアだ。
瀬戸内海にかかる橋が素晴らしい!
●神戸淡路鳴門自動車道 淡路SA(下り)、瀬戸中央自動車道 与島PA(集約)、西瀬戸自動車道 来島海峡SA(集約)
瀬戸内海にかかる橋と海の絶景が楽しめる絶好ポイントといえば、本四国連絡橋のSA・PAだ。瀬戸内海にかかる3本のルートからそれぞれおすすめのSA・PAを見て行きたい。
まず、神戸淡路鳴門自動車道。こちらでは、淡路SA(下り)からの絶景が素晴らしい。ほどよい高度感で、目の前に広がる瀬戸内海と明石海峡大橋を眺めるには絶好のスポットだ。
瀬戸中央自動車道では与島PA(集約)がおすすめだ。展望台から見上げる瀬戸大橋の大迫力が素晴らしい。
最後に西瀬戸自動車からは来島海峡SA(集約)がおすすめ。2階の展望テラスからは、来島海峡と世界初の3連吊橋である来島海峡大橋、また、美しい瀬戸内海に浮かぶ大小の島々を眺めることができる。
夜景100選のひとつ、姨捨SAからの絶景
●長野自動車道 姨捨SA(上下)
夜景100選に選ばれている善光寺平の絶景を望むことができる。長野県の姨捨といえば、鉄道ファンには、日本三大車窓のひとつに数えられるJR篠ノ井線姨捨駅からの夜景が有名。実は姨捨SAもこの姨捨駅近くにあり、駅からと同じように、善光寺平の夜景を見ることができる。上下線どちらからでも楽しめるが、下り線からは道路を挟んでの眺望になる。
以上、高速道路のSA・PAから楽しめる絶景ポイントを紹介してきた。近年のSA・PAは、単なる休憩スポットにとどまらず、さまざまな体験が楽しめるエリアとして進化してきている。全国のSA・PAの魅力については、新刊『高速道路&SA・PAガイド 2022-2023年最新版』が詳しい。本書もあわせて参考にしつつ、高速道路のドライブをたっぷり楽しんでほしい。
写真提供/ネクセリア東日本、中日本エクシス、西日本高速道路サービス・ホールディングス、JBハイウェイサービス
TEXT/ベストカー編集部