鳥かつ楼(小田原/うなぎ)実力はミシュランの折り紙付き

うな重の竹。お重からあふれそうなプリっと厚みのあるうなぎは4.5尾で1キロのもの

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、神奈川県小田原市にあるうなぎ店『鳥かつ楼』です。 ※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、神奈川県小田原市にあるうなぎ店『鳥かつ楼』です。

※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しています

お客の笑顔のために苦労を厭わないその姿勢が垂涎のお重を生む

美味なるものは調理中からして違うものだ。同店のうなぎもそう。焼き台の上でしなだれる肉厚のうなぎは見るからに柔らか。焼き具合を確認する3代目の視線は真剣そのものだ。

水炊き屋として始まった同店は小田原市内のうなぎ屋の中では若い方に入るが、その実力はミシュランの折り紙付き。井戸水で身を締めたうなぎをしっかり蒸すことで、とろっとしつつも軽やかな味わいに仕上げる。

うな重竹 4350円

『鳥かつ楼』うな重竹 4350円 お重からあふれそうなプリッと厚みのあるうなぎは4.5尾で1キロのもの

使うのは強く蒸しても旨みが残る一色産のうなぎ。丁寧に面倒を見られた身はしっとり瑞々しい。絶妙なバランスの辛口タレの随所に職人の繊細な気遣いを感じる。特に、なめらかな舌触りを追求するための工程はまさに職人技。

限界ぎりぎりまで蒸した上で焼くというから、気が抜けない。身が崩れれば焼き直しという苦労も「お客さんが喜ぶからね」とのこと。なんて粋!美味なるうなぎはこうして生まれるのだ。

『鳥かつ楼』

[住所]神奈川県小田原市浜町3-1-46
[電話]0465-22-2078
[営業時間]11時半~14時(13時半LO)、17時~21時(20時半LO)※当面の間、時間を短縮して営業
[休日]火曜日、年末年始
[交通]JR東海道線ほか小田原駅東口から徒歩16分

撮影/谷内啓樹、取材/藤沢緑彩

※2022年8月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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