日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。 本コーナーでは「あれ、これど…
日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!
難易度:★★★☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:カボス(「カブチ」も正解)
よくある間違い:シュウトウ
カボスは、香母酢とも表記されます。 ただし、香母酢は当て字とされています。 「カブチ」と読んでも間違いはないのですが、その場合はみかんの一種である橙(だいだい)を示します。
その強い酸味から、ミカンやグレープフルーツなどのように果肉を食べるのではなく果汁の酸味や果皮の香りを楽しむ「香酸柑橘(こうさんかんきつ)」に分類されています。他に、レモン、ユズ、スダチ、ライム、シークワーサーなども同じ香酸柑橘です。香酸柑橘は「酢みかん」と呼ばれることも。
色も形もそっくりなのがスダチですが、外見上の大きな違いは大きさ。スダチの大きさはピンポン玉くらい、対してカボスはテニスボールくらいの大きさがあります。香りはスダチのほうが強めで、香りが強めの食材に合わせられることが多いようです。サンマの塩焼きなどにカボスが添えられるのは、サンマの生臭さを消すためでもあるのです。
果皮は熟すにつれ黄色へと変わっていきますが、深緑のうちに使うほうがカボスの本来の香りを楽しむことができます。