日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。 本コーナーでは「あれ、これど…
日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ？」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像／おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる？ 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!
難易度：★★★★☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解：うどん
よくある間違い：おんどん
うどんは奈良時代に中国から伝来したと言われています。ただし、当時は今のようなうどんではなく、小麦粉の皮に餡を包んで煮たもので、「混飩（こんとん）」と呼ばれていたようです。その後、混飩を温かい汁に入れて食べるようになったことから「温飩（おんとん）」と呼ばれるようになり、徐々に「うんとん」に変化。最後に「うどん」になったと言われています。
現在の細長いうどんになったのは室町時代あたりからですが、一気に普及したのは江戸時代で、庶民の味として親しまれるようになりました。
発祥の地には諸説あるようですが、讃岐の国で誕生した弘法大師空海が中国の唐から持ち帰ったから讃岐であるという説と、博多の承天寺の僧侶だった聖一国師が中国の宋から製粉技術を持ち帰ったから博多であるという説が特に有名です。
うどんが伝来したと言われる奈良時代は中国では唐の時代なので、讃岐説が有力かと思われるのですが、博多の承天寺にはうどん発祥の地を示す碑文が残っているとか。
発祥の地に関する論争に決着がつくことはなさそうですね……。
