ジャンルを問わず、さまざまな地域から実力店が集まる東京。うどんもご多分にもれず。地方の実力店やご当地うどんの掛け合わせなど、昨年から今年にかけて開店した店はどれも麺に個性があります。これは!という店をご紹介します。
『長命(ちょうめい)うどん 東京本店』 @恵比寿
組み合わせ100通り以上のおいしさにも驚き!
名古屋人ならご存知、来年で創業110年目になる同地の名店『長命うどん』。愛知県内以外では初の暖簾分けとなったのがこの東京本店なのだ。
手打ち麺は、もちもちしながらも特筆すべきはそのつるっつるのなめらかさ。のど越しで味わう旨さだ。さらにカツオ節など3種を使ったダシをひと口すすれば旨みがガツンと広がる。無添加にこだわった東京本店のそれはピュアでうっとりレベルだ。
う中 かけ 690円
面白いのは注文法。「う中」=うどんと中華麺、「うき」=うどんときしめんなど、4種類の麺から選んで組み合わせができる。いつもと違う食感と風味の出合いが斬新。お試しあれ。
[住所]東京都渋谷区恵比寿1-14-6 オーツースリービル1階
[電話]03-6450-3539
[営業時間]11時半〜15時、17時半〜21時 ※土・祝はランチのみ
[休日]日
[交通]JR山手線ほか恵比寿駅東口から徒歩3分
『肉汁うどん奥村』 @池袋
武蔵野の噛み応え 讃岐のコシとのど越し そこに肉の旨みが融合!
同じ場所での洋食業態から、店長の奥村さんが“うどんが好き過ぎて”うどん屋にしたというのがユニーク。それだけではない。せっかくなのでと、どちらも好きという讃岐うどんと武蔵野うどんをハイブリッド。
肉汁うどん(大盛) 890円
讃岐のコシとのど越し、武蔵野の力強い噛み応えを一回で両方楽しめるようにした。それを受け止めるつけ汁のダシは、カツオ、昆布、煮干し、干し椎茸、アゴ……とダシ感しっかりで、インパクト十分。
肉を食べたいというニーズに応えて、豚バラ肉もたっぷり入る。ともかく旨みが◎。並で茹で上がり400gとボリュームもなかなか。満足感たっぷりの旨さだ。
[住所]東京都豊島区池袋1-1-3
[電話]なし
[営業時間]11時半〜15時半、17時半〜21時半
[休日]月
[交通]JR山手線ほか池袋駅北口から徒歩4分