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マツコ・デラックスさんがMCを務める人気番組『マツコの知らない世界』(TBS系、火曜午後8時57分~)は、いろんなジャンルのゲストを招き、軽妙なやり取りとともに、ゲストの得意分野を深く掘り下げて紹介する内容が魅力です。今夜10月11日の放送では「メンマが主役の絶品ラーメン」が取り上げられます。『おとなの週末Web』でも、これまでに数々の興味深いラーメンについて紹介してきました。ダイジェストの記事で、おススメ情報を振り返ります。

「食べてはみたいけれど、ハードルが高い」……それが“二郎系”

「ジロリアン」とも呼ばれる熱狂的なファンを持ち、首都圏を中心に約40もの直系店舗がある「ラーメン二郎」。その超人気ラーメン店をこよなく愛し、1人では行きづらいと思っている客の“ガイド役”を買って出ている学生がいます。早稲田大学の大学院修士1年の「清水くん」です。2020年1月からラーメン二郎に一緒について行く「レンタル二郎食べる人」のサービスを開始。160人以上をラーメン二郎に導きました。その“カリスマジロリアン”のインタビュー前編です。

ラーメンに興味がある方なら誰しもが聞いたことがある「二郎系」。一言で二郎系ラーメンについて問われたら、どのようなイメージを持つだろうか?

‘’いつも並んでいるイメージだけど、入ったことはない。量が多そうで食べ切れる自信がない。お店の雰囲気が怖い。頼み方がわからない。若い時に行く機会を逃したからもう一生行かなそう’’

そう言った声が多く上がるのではないか。

食べてはみたいけれど、ハードルが高い。それが二郎系と言われるラーメンだった。

そもそも二郎系ラーメンと呼ばれるお店は、本店を東京・三田に構え、全国各地にある「ラーメン二郎」から味や見た目などのインスパイアを受けているお店のことである。

麺の上には野菜(モヤシとキャベツ)と「ぶた」とよばれるチャーシューが載せられており、豚肉を主な材料とした出汁に、チャーシューの煮汁をベースにしたタレを加えた味付けが特徴のお店だ。

「二郎系」ではなく、「ラーメン二郎」と名乗れるお店は、ラーメン二郎で修行をし、本店の店主に認められた人達だけが、のれんわけを許されている。だが、店舗によって味付けのマニュアルが有るわけではないようだ。

なので、一口で味を説明しろと言われても、とりわけ難しいジャンルではあるが、二郎系と呼ばれるどの店舗も「ラーメン二郎」をリスペクトしているということが共通している。

ボリュームがあり、しっかりした味付けにハマるファンも多く、「ジロリアン」という言葉が派生するほど。瞬く間に全国に二郎系という言葉や店舗が広まった。

2020年1月28日。当時、早稲田大学に通う「清水くん」と名乗る青年が、とあるツイートでバズり、日本中のラーメンファンを驚かせた。

大学の近くの高田馬場駅付近の二郎系ラーメン店「ピコピコポン」でバイトしていた清水くん。ラーメン好きの彼は、今まで食べた各店舗のラーメン屋さんの感想を、事細かく、彼にしかできない独特な表現を文章にして、日々Twitterに挙げていた。

そんな彼の人生を変えたのは、バイト先の「ピコピコポン」の宣伝も兼ねたTwitter上での、たった一つのツイートだった。

(※上記は、記事の一部。内容は当時です)

・画期的だった「レンタル二郎食べる人」サービス 「ラーメン二郎」のことなら彼に聞け!清水くん(前編)
https://otonano-shumatsu.com/articles/235577

たたずまい、歴史感、風格…これは足立区を代表しているのか??『足立屋』

小説『バスを待つ男』や、講談社の「好きな物語と出会えるサイト『tree』」の連載エッセイなど、作家生活25周年を迎えた西村健さんは、路線バスをテーマにした作品の書き手としても知られています。『おとなの週末Web』では、西村さんが東京都内の路線バスを途中下車してふらり歩いた街の様子と、そこで出会った名店のグルメを紹介しています。「商店街編」の第2回は、足立区の「神明通り商店会」です。あの焼肉の名店はすごい行列。しかし、その斜め前に、風情のある町中華を発見し……。

「陸の孤島」なんて言ったら住んでる人に怒られてしまいそうだけど、東京23区内なのにどこの駅からも遠く、ついついそう呼びそうになってしまうところは確かにある。足立区鹿浜(しかはま)もその一つだろう(失礼!)。新交通システム「日暮里・舎人(とねり)ライナー」が通って少しはマシになったとは言え、それでも最寄りの「西新井大師西」駅から徒歩20分。開通する前はバスを使わねばとても行けないようなところだった。

ここの名がよく挙がるのは、それだけ不便(失礼!)なところにもかかわらず、物凄い行列が出来るので知られた焼肉屋があることだ。ある意味、東京でも一番、有名な焼肉屋さん。「神明通り商店会」の中にあるという。まさに今回の企画にピッタリ、ではないか。

「鹿浜」という地名も面白いので調べてみたら、『足立風土記稿-地区編3 江北』(平成12年、足立区教育委員会)によると、「鹿」という字は元々「シカ」という読み方ではなく、古くは「シシ」。「危険な獣を意味し、特に鹿のほかにも猪(いのしし)や、空想ではあるが獅子のことを言った」とあります。「ししおどし」の「シシ」ですね。「浜」は水分を大量に含んだ土地を連想しますし、『足立風土記稿』にも「鹿浜という地名は、鹿が群がっていた水辺だったのであろうか」との推測が載っています。これまた辺境感、バリバリ(返す返すも失礼!!)。もう行ってみない、というテはないでしょう。

(中略)

ただ、『スタミナ苑』に既に待ち人列が出来ていることに戦慄し、気を取り直して歩き出そうとしたらすぐ斜め前に、これがあったわけですよ!

『足立屋』。どうですか、このたたずまい。この歴史感。この風格……。私はもう、一発で胸を射抜かれてしまいましたね。店名がまたたまらない。足立区を代表しているんでしょうか。それとも単なる、店主の苗字??

(※上記は、記事の一部。内容は当時です)

・“東京一有名な焼き肉屋”の斜め前で発見!このラーメンは「大正解」だ! 東京路線バスグルメ・商店街編(2)
https://otonano-shumatsu.com/articles/254490

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おとなの週末Web編集部
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