チーズは常時約50種!パンに生ハム、デザート…こだわりのイタリア食材専門店、東京の厳選4軒

『Fior Di Maso(フィオール ディ マーゾ)』 @麻布十番 ここはイタリア!? 圧巻の品揃えは国内随一 イタリア直送のチーズと生ハムを扱う専門店。“イタリアをそのまま持ってくる”がコンセプトなだけあって、チーズ…

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ふと気づいたら、“イタリアの本場の味”が買えるお店があちこちに。今はもう、いつでも自宅で気軽にそれらを味わえる時代なのです!イタリアで修業したシェフが作る総菜やデザートを売るお店から、イタリアのパン、生ハム&チーズ、食料品の専門店までをご紹介!

『La Porta Di Fiocchi(ラ・ポルタ・ディ・フィオッキ)』 @祖師ヶ谷大蔵

リストランテが手がける絶品総菜、パン、デザートで家ごはんをアップデート!

「フィオッキ」といえば祖師谷大蔵で20年以上続く名リストランテ。「まだお店を訪れたことのない方にも気軽に味わってほしい」と2年前に、店の一角にテイクアウトショップをオープンした。

子羊骨付きスネ肉の白ワイン煮込み 1パック(1~2人分) 3000円

『La Porta Di Fiocchi(ラ・ポルタ・ディ・フィオッキ)』子羊骨付きスネ肉の白ワイン煮込み 1パック(1~2人分) 3000円 子羊のスネ肉を香味野菜やローズマリー、白ワインなどで4時間ほど煮込んだ逸品。フォークで崩せる柔らかさで、羊肉の旨み、野菜の風味が口いっぱいに広がる

ショーケースにはパッケージ詰めされた総菜やデザート、パンがズラリ。「店のメニューとは別に仕込んだものがほとんど。イタリア中~北部の料理や日本人にも親しみ深い味を中心に揃えています」と、オーナーシェフの堀川亮さんは話す。

買って帰ったらそのまま、もしくは湯煎して皿に盛るだけ。いつもの食卓が、レストランに早変わりする。

【その他のテイクアウト商品】
ペペロナータ 700円、ズッパ 1000円〜、海老とパプリカのカラブリア煮込み 2080円、国産牛ホホ肉の赤ワイン煮込み 2590円、二宮さんのホロホロ鶏の卵プリンなど(※季節によりメニューは変わります)

『La Porta Di Fiocchi(ラ・ポルタ・ディ・フィオッキ)』

[住所]東京都世田谷区祖師谷3-4-9 1階
[電話]03-3789-3355
[営業時間]金~月 11時~16時
[休日]火・水・木
[交通]小田急線祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩4分

『Panificio Viviani(パニフィーチョ ヴィヴィアーニ)』 @永福町

ブラッシュアップしたイタリアパンの魅力を発信

昨年9月の開店以降、じわじわと人気を集めるイタリアパンの店。開いたのは、東京・神泉にあるイタリアン「オルランド」のオーナーシェフ・小串貴昌さんだ。

「イタリアでは、ここ20年でパンがブラッシュアップされました。当店で提するのも、古来の味そのものではなく、より美味しくなったイタリアのパンです」と教えてくれた。

ボンボローニ(チョコラート、クレマ) 1個 440円

『Panificio Viviani(パニフィーチョ ヴィヴィアーニ)』ボンボローニ(チョコラート、クレマ) 1個 440円 イタリア中部で定番の菓子パン。砂糖をまぶしたふわふわの甘い生地にレモンクリームが入った「クレマ」、ビターチョコクリームが入った「チョコラート」がある

すっかり看板商品となっているのは、「ボンボローニ」。催事で出したところ、イタリア人にも大ウケだったとか。早々に売り切れてしまう日もあるから、狙うなら午前中早めが確実だ。

【その他のテイクアウト商品】
チャバッタ 260円、チャバッタクランベリー 320円、コルネッティ 320円、パーネインテグラーレ 270円、オルランドのボロネーゼ 600円、ジェノベーゼ 380円、パネットーネレギュラーサイズ 3000円、ドルチェ アッルオリオ 1800円など

『Panificio Viviani(パニフィーチョ ヴィヴィアーニ)』

[住所]東京都杉並区永福4-5-18 1階
[電話]03-6379-1366
[営業時間]9時~18時
[休日]月
[交通]京王井の頭線永福町駅北口から徒歩5分

イタリアパンがぐっと広まる予感!

『フィオッキ』がテイクアウトを始めた理由は先に書いた通りだが、実はもうひとつ理由がある。

「店でパンを売りたい、という想いがあったことも大きいですね。イタリアのパンって、とても美味しいのにまだ日本では充分に知られていないでしょう?料理だけでなく、イタリアのパンも本腰を入れて作りたくなったんです」とオーナーシェフ・堀川さんは言う。

同じような想いを抱える人物がもうひとり。「パニフィーチョヴィヴィアーニ」のオーナー・小串さんだ。「トラットリアやオステリアのように、“パニフィーチョ”(イタリア語でパン屋の意味)もこれから日本に浸透させていきたいんです」と言う。

日本では、フランスのパンが先に広まってしまった感が否めない。知名度ではフランスのパンに軍配が上がるけど、美味しさではイタリアのパンも負けていないだろう。最近ではマリトッツォブームも起きたことだし、今、それを証明するときが来ているのかも。

『Fior Di Maso(フィオール ディ マーゾ)』 @麻布十番

ここはイタリア!? 圧巻の品揃えは国内随一

イタリア直送のチーズと生ハムを扱う専門店。“イタリアをそのまま持ってくる”がコンセプトなだけあって、チーズはフレッシュからハードまで常時40~50種、生ハムは10種ほど揃えている。

ゴルゴンゾーラ DOP ドルチェ 100g 853円~(※写真は200g)

『Fior Di Maso(フィオール ディ マーゾ)』ゴルゴンゾーラ DOP ドルチェ 100g 853円~(※写真は200g) フレッシュタイプで1番人気の商品。まずチーズの旨みが押し寄せ、ゴルゴンゾーラ特有の香りと風味が品良く後から追いかけてくる。トロトロの食感もたまらない

訪れたら絶対に見てほしいのが、地下1階のチーズセラー。10~13℃に保たれたその部屋には、切り出す前のホールのチーズが整然と棚に並び、カゴに盛られたチーズやサラミがわんさか!

日本では聞きなれない名前のものも多くあって戸惑うが、店長の長谷さんやスタッフが味わいや食べ方を親切に教えてくれる。

【その他のテイクアウト商品】
タレッジョ DOP 100g 702円~、フォンティーナ DOP 100g 918円~、スカモルツァ アッフミカータ 1パック 1890円、ハム各種ピッコロサイズ 945円〜(一部別価格のものもあり)などその他多数

『Fior Di Maso(フィオール ディ マーゾ)』

[住所]東京都港区麻布十番3-7-3 十番コアビル2 1階
[電話]03-6722-6303
[営業時間]11時~21時
[休日]月
[交通]地下鉄南北線麻布十番駅1番出口から徒歩8分

『DROGHERIA SANCRICCA(ドロゲリア サンクリッカ)』 @白金高輪

イタリア通も唸る!ここでしか買えないレアなアイテム揃い

「ドロゲリア」とは、イタリアに古くからある食料雑貨店のこと。この店では、マルケ州出身のオーナー・マッテオ サンクリッカさんが直接生産者から仕入れたこだわりの商品を買うことができる。調味料、パスタ、ピクルス……すべて素材の味わいを活かした無添加のもので、日本ではここにしかないものばかり。

エキストラバージンオリーブオイル ミニョーラ 1瓶(250ml) 4500円(箱代400円)

『DROGHERIA SANCRICCA(ドロゲリア サンクリッカ)』エキストラバージンオリーブオイル ミニョーラ 1瓶(250ml) 4500円(箱代400円) 収穫してから3時間以内のミニョーラ(マルケ州原産のオリーブの品種)のみで造られるこだわりの逸品。フレッシュ&マイルドで、後味にほんのりと苦みを感じる

なかでもオリーブオイル「ミニョーラ」は、マッテオさんの思い入れがある商品。現地の農園へ赴き、オリーブの収穫にも参加したのだとか。マッテオさんの味覚とセンスが光る特別な品々、ぜひ自宅で堪能しよう。

【その他のテイクアウト商品】
レジーナ・デイ・シビッリーニ社のパスタ各種 1200円~、ピクルス 1瓶 1900円、カプチーノ 750円、カフェラッテ 800円、タマゴサンド 800円、ツナサンド 1200円など

『DROGHERIA SANCRICCA(ドロゲリア サンクリッカ)』

[住所]東京都港区白金1-5-7
[電話]03-3444-0516
[営業時間]8時~19時
[休日]水
[交通]地下鉄南北線ほか白金高輪駅4番出口から徒歩5分

一歩足を入れると、そこはイタリア

チーズもまた然り。「フランスのチーズはないの?、カマンベール下さい、なんてお客様から言われることもよくありますよ」と、『フィオール ディ マーゾ』の店長・長谷さんは笑う。

けれど、イタリアの老舗チーズメーカーが母体のこの店を訪れれば、イタリアチーズにすっかり魅せられてしまうはず。ゴルゴンゾーラひとつとっても、そこらで買うものとは比べものにならない美味しさなのだから。これまではきっと旅行でしか味わえなかっただろうチーズが、麻布十番で手に入るなんて!

高まったイタリア気分をさらに盛り立たせてくれそうなのが、『ドロゲリア サンクリッカ』。一歩入れば、イタリアからわざわざ取り寄せたという床材、照明、巨大なエスプレッソマシン迎えてくれる。こだわりのエスプレッソや菓子パン、サンドイッチなどを頂きつつ、どれにしようか商品を吟味するのもまた楽しいものだ。

本格的な美味しさに溢れているこの4軒。そこには、あなたがまだ知らないイタリアの味がきっとあるはずだ。

撮影/浅沼ノア(ドロゲリア サンクリッカ)、鵜澤明彦(ラ・ポルタ・ディ・フィオッキ)、菅野祐二(パニフィーチョ ヴィヴィアーニ、フィオール ディ マーゾ)、取材/鈴木里映

※料理の写真は商品の盛り付けイメージです(商品にお皿はついていません)。

※2022年6月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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