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【北見(きたみ)】
世界の7割以上の生産を担ってきたハッカとカーリングの町

網走やサロマ湖まで流氷を見に行くのなら、北見まで足を延ばしてみるのもいい。網走駅から特急で3駅50分、普通列車で9駅1時間10分の北見駅はハッカとカーリングの町。稲作には適さない土地だったが、良質なハッカの栽培には適した広大な土地だったため、戦前には世界のおよそ70%を占めるほどの生産量を誇っていたという。当時のハッカ工場(旧ホクレン北見薄荷工場)の事務所を改修した北見ハッカ記念館とそのとなりの薄荷蒸溜館を訪れると、当時の雰囲気がしのばれる。

クラシカルな北見ハッカ資料館。当時のハッカ産業の賑わいが伝わる資料などを展示

薄荷蒸溜館では日に2回蒸溜実演を行われ、館内には爽やかな香りで包まれる。自分好みの香りに整えるハンドクリームづくりなど、気軽に参加できる体験イベントも。オリンピックで銀メダルを獲得したロコ・ソラーレが拠点とするカーリングの町でもあり、ストーン型のミントケースなどの限定コラボ商品も販売。ちなみに駅前のポストもカーリングをモチーフにしたデザインだ。

昔ながらの製法で今もハッカを蒸留してエッセンスを抽出する工程を見学できる
薄荷蒸溜館
駅前のポストもカーリングモチーフのデザイン
ストーン型の限定ミントケースもキュート

そして実は北見は焼肉の町でもある。北見駅のすぐ裏手に屠畜場があり、新鮮なホルモンを仕入れたことから焼肉文化が根付いたと言われている。現在では約12万人の人口に対して80軒以上の焼肉店があると言われ、名店が密集している。

北見周辺にいくつか出店している味覚園。カジュアルなチェーン系でも、北見の焼肉店はどこもレベルが高くコスパもいい
味覚園

北海道は札幌や函館だけじゃない! ゲレンデ帰りに魅力的な小さな町を訪れてみると、今までに出合えなかった北の大地の魅力を知れるだろう。北海道ずらし旅、ぜひともこの冬、お試しあれ!

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おとなの週末Web編集部
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