SDGsにも配慮した商品が並ぶ精肉・生鮮コーナー
また要望の多かった、ハムやソーセージ、パテやテリーヌといったシャルキュトリ類を拡充。食べ慣れない方にも召し上がっていただきたいと、岐阜の『シャルキュトリー・レストラン 里山きさら』とタッグを組み、鹿や猪などジビエの品揃えを強化した。
ほか、おいしい上に環境問題などにも思いを馳せることができる、銀座三越のジビエもお試しいただきたい。
なお、これらが並ぶ精肉売り場では、お肉との相性を考えて三越伊勢丹バイヤーセレクトのデイリーワインを展開。もっと日常的にマリアージュを楽しめるような仕組みを作っている。
野菜売り場では、カット野菜やカットフルーツを充実。ブームになる以前から扱っているフルーツサンドも旬に味覚が楽しめる人気商品だ。
売り場を覗くと、リニューアル前からこのコーナーを利用しているというご婦人に出会った。
「ここのフルーツは完熟していておいしいの。お友達がこれから遊びに来るからどうしようかしら」と、これまで以上に手軽に使えるアイテムが増えたことで、楽しそうに迷われていた姿が印象的だった。
これらを展開するスペースができたのは、これまで5カ所に分散していたレジが1カ所にまとめられたからだ。しかし、1カ所になったことで混雑するのでは? バイヤーの毎熊圭一郎さんに伺うと、
「確かに、おひとりずつ並ばれるので、一見長い列ができているように感じられるかもしれません。ただ、レジは5機あるため、流れはスムーズになっております」と話す。
実際、このフロアの全商品をこのレジで会計できることで支払いが楽になったと感じた。