憧れのお酒を試飲できる有料バーカウンター
ワインと和洋酒売り場「ラ・カーヴ」の向かいに新設されたのは有料バーカウンター。ここでは、バイヤーセレクトのワインやウイスキー、焼酎やビール、そしてカクテルなどを有料で試飲できる。ボトルで購入するような商品もグラスで飲めるのがうれしい。
1本買うにはハードルが高いけれど、どういう味か知りたいというニーズに応えたものだ。ラインナップはおよそ1週間程度で変わっていく。
2023年4月4日までは「ドン ペリニヨン」などで知られるMHD社のワインが並んでいた。「シャンドン ガーデン スピリッツ」(550円)、「シャトー ガルぺ クリュックラッセ ロゼ」(970円)など4種類が各70mlで提供された。
この日いただいたのは、当たり年と言われる「ドン ペリニヨンヴィンテージ2012」(4400円)。花や果実、ミネラル感がしっかりと感じられる華やかな一杯。繊細ながらも複雑な味わいで、酸が穏やかで沁み入るよう。グラスでいただける機会はそうそうないだろう。
また、この時のおつまみは3種類。「ローストビーフ」(880円)はしっとり柔らか。ハーブっぽさもほんのりとあり、お酒を選ばないおいしさ。一見ボリュームが多く見えたが、ペロリと食べてしまった。
「カマンベールチーズのトリュフ蜂蜜掛け」(550円)は、チーズの塩みとハチミツの甘みが相まってワインがついつい進んでしまう魅惑の味。
「黒トリュフチョコレート」(550円)は、果実味を感じながらもビターな味わいで、黒トリュフの香りが鼻腔を抜けていく。満足度の高いチョコレートだ。
なお、人気のトリュフ店『サヴィーニ タルトゥフィ』は店舗スペースを拡大。前述の黒トリュフのチョコレートはここで購入できる。
2023年4月5日からは、フランス・ブルゴーニュにあるワイナリー「メゾン デュ タストリュンヌ」が登場。高価格帯の三越伊勢丹オリジナルのワインを提供する。なお、今後はシャトー・マルゴーなども販売予定。イベントなども実施していくという。
ソムリエールの坪井さんは、「私はワインをいただき、魂が震えるという経験を何度かしています。みなさまにもその感動を楽しんでいただけたらうれしいです」と話す。
なおこのコーナーの営業時間は、13時半~18時半LOとなっている。
今年2023年は、三越の創業350周年!
今年、創業350周年を迎える三越。すでに創業祭に突入しているが、4月26日から本格的に大創業祭が展開される。全館をあげて行われる中で、有料バーカウンターでは、4月26日から5月9日までの2週間は、オーパス・ワンとシャトー・ムートン・ロートシルトの飲み比べセットを提供すべく、奔走中。
またこの期間、日本橋三越がお子様ランチ発祥の地(諸説あり)であることにかけて、銀座三越では「大人様プレート」として、スペシャルなおつまみセットが提供される予定だ。三越の旗を立てて提供されるというから、見るとテンションが上がっちゃいそう。大人でよかったと思えること間違いなしだ。
本館9階には「GINZA TERRACE」もあり、この季節、最高のロケーションの中ひと息入れられるスペースが充実している。
全館丸ごと楽しめる、銀座三越をどうぞご堪能ください。
■「銀座三越」
[住所]東京都中央区銀座4-6-16
[電話番号]03-3562-1111(大代表)
[営業時間]10時〜20時(有料バーカウンターは13時半〜18時半LO)、9階レストランは11時〜21時、11・12階レストランは11時〜23時
https://www.mistore.jp/store/ginza.html
取材・撮影/市村幸妙