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世の中で日々、流行しては定着していく食のトレンド。今までさまざまなグルメジャンルが注目を集めてきました。その中から今回ご紹介するのは「ギルティグルメ」。一体どのようなメニューを指し、なぜ人々の間で話題となっているか見ていきましょう。

文、画像/清水修

テレビでも話題の「ギルティグルメ」

「ギルティグルメ」とはその名の通り、「罪悪感」を覚えながら食べるグルメジャンル。体に悪いのはわかっているけど食べてしまう、そんな高糖質で高カロリーな料理のことです。食べることで「食を楽しみたい」という欲求を満たし、満足感やストレス解消効果を感じる人も多いよう。「背徳グルメ」とも呼ばれ、2021~2022年あたりから注目されはじめました。

「ギルティグルメ」にはさまざまなメニューが存在しますが、韓国発のグルメである「マヌルパン」もそのひとつ。「マヌル」とは韓国語で「にんにく」という意味を持ち、一言で表すと韓国風ガーリックパンと言えるでしょう。日本で見かけるガーリック系のパンとは大きく異なり、切れ込みを入れたパンに甘いクリームチーズを入れるのが最大の特徴。かなり高カロリーですが、中毒性のある甘じょっぱさが人気の理由です。

背徳感を味わえるメニューとしては、「ルーサーバーガー」も有名。アメリカ発祥のグルメで、ハンバーガーのバンズの代わりにはなんと「ドーナツ」が使われています。意外と歴史は古く、1970年代にルーサー・ヴァンドロスという歌手が発案したそう。インパクトのある見た目が注目され、SNSでも話題になりました。その他には白子やあん肝などをふんだんに入れた「痛風鍋」などが「ギルティグルメ」として挙げられます。

最近ではメディアで取り上げられていることも増えてきた「ギルティグルメ」。家事をテーマにしたテレビ番組『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)では、かなり早いタイミングで「背徳グルメ」を紹介していたようです。Instagramの番組公式アカウントでは、背徳感たっぷりの自作レシピの数々を見ることも可能。視聴者からは「背徳的すぎる!」「カロリー無視して作ります!」とのコメントが寄せられていました。

コロナ禍で健康志向が高まるなか、たまには思いっきりボリュームのあるメニューを食べたいという人も多いはず。そんな方は是非一度「ギルティグルメ」で背徳感と満足感を味わってみてはいかが?

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清水修
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