『肉と日本酒』
コースの充実っぷりと酒の品揃えに大大大満足!
肉好きにとっても、日本酒好きにとっても、ここはまさにパラダイス!通常の焼肉店とは異なり、アラカルトは一切無しの、日本酒を中心とした飲み放題付きのコースのみで勝負する。その内容が圧巻のひと言なのだ。コースはご覧の豊富な前菜や一品料理から始まり、続いてやってくるのがタンの食べ比べ。
150分コース 8000円(飲み放題付き)
さらにタレ焼きの皿には赤身や霜降り部位、はたまた牛肉の銘柄違いを織り交ぜて、ひと切れごとに味わいの差を楽しめる。とどめに〆の牛丼とカレーはおかわり可能と何とも太っ腹。日本酒は都内の老舗酒店4軒が焼肉に合うようセレクトした銘柄が計60種類以上(!)と歓喜必至だ。料理のボリュームをやや抑えた90分間のショートコース(6000円)もあり。
【日本酒にこだわりあり】
『鈴傳』(四谷)、『中久本店』(府中)ほか名だたる老舗の酒販店4軒が15本ずつ、牛肉との相性や季節に合わせてチョイスした酒がずらり。客は冷蔵庫から好みのボトルを取ってきてセルフで飲むシステムだ。他に瓶ビールや焼酎なども
[住所]東京都台東区谷中3-1-5 ミハマビル1階
[電話]03-5834-7329
[営業時間]17時〜22時半、土・日・祝12時〜15時、16時〜22時半
[休日]月
[交通]地下鉄千代田線千駄木駅1番出口から徒歩3分
『鰻と地酒 稲毛屋』
極上のうなぎと地酒 やっと会えたね
味のある引き戸を開けると、すぐに焼き場。タレが焦げる香りに口元がジュワリ。手際よく焼く店主の當間さんの福々しい顔を見て確信する。「うなぎ×地酒」は幸せへの近道だと。早速、即いただけるにこごりを肴にのどを潤そう。うなぎの串焼きは、肝もいいが、あばら部分の小骨、これまた珍しいレバーは押さえたい。うなぎの隠れた魅力に開眼するだろう。
にこごり 730円、うざく 1700円、紅白焼 2600円
戦前からの祖業は鶏肉屋とあって、実は地鶏の旨さも格別。焼鳥屋の一面もあるなんて最高すぎるよ。日本酒は店主が蔵元を訪ね歩いて探した、「売れる売れないより自分が好きなもの」が常時40種ほど。蒲焼が焼き上がる頃にはきっと、極上の酔心地だ。ちなみに予約必須。幸せの扉は、まずそこから!
【日本酒にこだわりあり】
當間さんは地酒ブームに先駆けて、まだ無名の銘柄を自らの足と舌で厳選してきた。現在は超人気の「而今」もブレイク前から応援し、毎年「而今を味わう会」を開催するほど。「羽根屋」「飛鳥井」「松の寿」などもイチオシだ
[住所]東京都文京区千駄木3-49-4
[電話]03-3822-3495
[営業時間]11時半〜14時(13時15分LO)、17時〜21時半(20時半LO)※土は〜21時
[休日]水、月3回木
[交通]地下鉄千代田線千駄木駅2番出口から徒歩6分
撮影/貝塚隆(喜常寿司、肉と日本酒)、小島昇(ダモンデ、樫、稲毛屋)、取材/菜々山いく子(喜常寿司、ダモンデ、樫、肉と日本酒)、渡辺高(稲毛屋)
※2023年5月号発売時点の情報です。
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