猛暑にさっぱり!都内の絶品冷麺4選

キーンと冷たい麺といえば、韓国の冷麺も忘れちゃいけません。厳選した韓国冷麺と、絶品なる盛岡冷麺を紹介します。 丸鶏の旨みが溶け出した白濁スープ!『韓国料理Kim’s』@長原 冷麺といえばお酢の効いたさっぱり味。でも同店の…

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キーンと冷たい麺といえば、韓国の冷麺も忘れちゃいけません。厳選した韓国冷麺と、絶品なる盛岡冷麺を紹介します。

丸鶏の旨みが溶け出した白濁スープ!『韓国料理Kim’s』@長原

冷麺といえばお酢の効いたさっぱり味。でも同店の冷麺はひと味違う。「タッカンマリ(韓国の鶏の水炊き)に麺を入れたらおいしいのでは?」という発想から生まれたのがこの白濁スープの冷麺だ。このアイデアがもう大正解!

冷麺 1200円

『韓国料理Kim’s』冷麺 1200円

香味野菜と一緒に丸鶏を骨がほろっとほぐれるほど柔らかくなるまで8時間、弱火で煮込んだスープはやわらかで濃厚な鶏ダシの旨みがたっぷり。そこに生姜の香りが爽やかさをプラス。トッピングされた色とりどりな野菜のシャキシャキ食感も楽しい。鶏ダシスープの冷麺は韓国にもないオリジナルとのこと。韓国の美食の街「麗水(ヨス)」出身の店主のセンスが光る味をぜひお試しあれ。

『韓国料理Kim’s』

[住所]東京都大田区上池台1-32-2 佐々木ビル2階
[電話]03-3748-8897
[営業時間]17時〜22時(21時半LO)
[休日]火
[交通]東急池上線長原駅より徒歩1分

打ち立て麺と黄金スープのハーモニー『アジョシ』@虎ノ門

蕎麦やうどんに打ち立てはあれど冷麺にはなかなかない。それを食べられるのがここ。「京都冷麺」と呼ばれる冷麺は、京都産の御膳粉を配合した、白く透き通った麺が特徴だ。そして何より注文を受けてから作り始めるのでコシが強く風味がいいのだ!

京都冷麺極 1650円

『アジョシ』京都冷麺極 1650円

特に職歴10年の職人が作る麺は打ち立てのコシの中にもっちりとした柔らかさがあり、もうこの麺に塩をふるだけでいくらでもイケてしまいそう。さらに同店はスープだって美味。黒毛和牛と野菜を煮込んだ黄金色のスープは上質な牛肉が持つ甘い香りが溶け出している。すだちとクラッシュアイスをトッピングすればひんやり柑橘香る、夏にぴったりな冷麺の完成だ。

『アジョシ』

[住所]東京都港区西新橋2-13-16 町田ビル1階
[電話]03-6206-6596
[営業時間]11時〜14時(13時半LO)、17時〜23時(22時LO)、金11時〜14時(13時半LO)、17時〜24時(23時LO)、土・日・祝15時〜24時(23時LO)
[休日]日
[交通]地下鉄銀座線ほか虎ノ門駅B4出口より徒歩4分

黒酢&夏野菜のアレンジ冷麺で食欲UP『東洋食堂百』@神宮前

韓国では冬にも冷麺を食べる文化があることをご存知?そんな韓国冷麺を日本の暑い夏に合わせてアレンジしたのがこの「黒酢冷麺」だ。作るのは韓国在住経験があり韓国料理に精通した店主。さっぱりとした韓国冷麺をベースにしつつスープには鶏、牛の骨を煮出したダシに醤油や砂糖、酒で味を調えて旨みを深く。

黒酢冷麺 1300円

『東洋食堂百』黒酢冷麺 1300円

麺は本場よりも太めで歯切れ良い仙台産を使用。さらにトッピングされたみずみずしいフルーツトマト、じゅわっと味が染みたナスの煮浸しなどの夏野菜が体に涼を運んでくれる。仕上げに黒酢をまわしかければ、酸味とコクであと引く味になり、食べるほどに食欲が出てくる!

『東洋食堂百』

[住所]東京都渋谷区神宮前2-19-13 J2ビル地下1階
[電話]03-3796-2428
[営業時間]11時半〜15時(14時半LO)、18時〜24時(23時LO)、土18時〜24時(23時LO)
[休日]日
[交通]地下鉄都心線北参道駅出口2より徒歩8分

日本を代表して岩手産素材でおいしさ際立つ盛岡冷麺『つるしこ』@自由が丘

これ以上の盛岡冷麺に出合うことはないかもしれない。それくらいの味を自由が丘で見つけてしまった!スープ、麺、具材による三位一体のひと皿を構成するのは岩手県産の素材たちだ。日本百名泉のひとつである岩手県岩泉町の水でじっくり10時間煮出した国産牛のスープは、旨みが凝縮されとろりとした舌触り。

盛岡冷麺醤油 1310円

『つるしこ』盛岡冷麺醤油 1310円

ひと口すすると味わいの深さにしみじみと感じ入ってしまう。岩手産の小麦で作られた生麺はつるっとコシがありつつも食べやすい硬さ。トッピングのほぐし牛チャーシューをスープに溶かして食べるとチャーシューの甘みとスープの旨みが混ざり合いさらにおいしい。とことん素材の良さを突き詰めた盛岡冷麺はこの夏必食の逸品だ。

『つるしこ』

[住所]東京都目黒区自由が丘1-23-4 樋口ビル1階
[電話]03-6421-4412
[営業時間]11時半〜15時(14時半LO土・日・祝15時LO)、18時〜21時(20時半LO)
[休日]月
[交通]東急東横線ほか自由が丘駅北口・正面口から徒歩5分

撮影/大西尚明、取材/藤沢緑彩

2023年8月号

※2023年8月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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