凍ったお酒は飲みやすく 杯が進むから呑みすぎ注意
菜「戎くん、シャリキンに馴れるまで、だいぶ酔っ払ってましたな(笑)」
戎「そうなんです。後からガクンとくるんです(笑)。リサーチ1発目の『味とめ』でそれを学びました」
菜「『味とめ』のシャリキンは、キンミヤのカップ酒をそのまま凍らせているのが、見た目にも涼を感じるんだよねえ」
戎「そそそ。でも分量がわからなくて、入れすぎちゃう(笑)。昔ながらの大衆酒場って風情も居心地よくて、ついつい。あと『つねまつ久蔵商店』の“シャリポン”(凍らせた日本酒)に出合えたのも収穫でした」
菜「確かに。ホッピーのお供は焼酎じゃなくてもいいんだ、と目からウロコだったよ」
肥「シャリポン!?なにそれ、おいしそ〜」
菜「そういや奈々ちゃんはどんな店を取材してた?」
肥「例えばね『酒肴あおもん』の『檸檬ビアー』。ビールに自家製のレモンのお酒を加えてて、爽やかな酸味がまさに夏向き!しかもこれが名物のアジフライと抜群に合うのよ!!」
戎「いいっすねー。想像するだけで旨そうです」
肥「他にはね、オリジナルフルーツカクテルが有名な『Misty』。東日本大震災の復興応援を込めたものとか、それぞれのカクテルの背景に物語があって、ただ飲むだけじゃなく各県の魅力を知る機会になって楽しいし、こう言っちゃ何だけど夏に限らず年中飲みに行きたいほどどこもおいしかった!」
戎「みなさん、涼を満喫できたようですね。ただ、ボクはみなさんとは違って、胃腸が弱いのでちょっと途中で……」
松「冷たいものはお腹を壊すイメージあるわよね。でも暑い日に食べれば、クールダウンしてパワーチャージもできるのよ。まあ、私たちは食べ過ぎだけど(笑)」
戎「暑さは厳しいですが、読者のみなさんには、今号で紹介した絶品の冷やしグルメで、楽しい&おいしい夏を過ごしてもらいたいです」
文/菜々山いく子、撮影/小島昇(功刀屋、味とめ)、小澤晶子(梅香)、貝塚隆(Bar Palinka)、鵜澤昭彦(酒肴あおもん)
※2023年8月号発売時点の情報です。
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