「茅乃舎」でおなじみの「久原本家」味噌汁7種を食べ比べ!フリーズドライの進化に感動した“ベスト碗”とは

「茅乃舎(かやのや)」のだしでおなじみの総合食品メーカー「久原本家(くばらほんけ)」(福岡県久山町)では、フリーズドライのお味噌汁を10種類以上展開している。定番の茅乃舎だしのほかに煮干しだし、椎茸だしなどベースもそれぞ…

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「茅乃舎(かやのや)」のだしでおなじみの総合食品メーカー「久原本家(くばらほんけ)」(福岡県久山町)では、フリーズドライのお味噌汁を10種類以上展開している。定番の茅乃舎だしのほかに煮干しだし、椎茸だしなどベースもそれぞれ違う。4食入りで874円~と一般的な即席のお味噌汁と比べると決して安くはないが、リピーターも多いという。一体何がどう違うのか興味がわいてきた。福岡空港内のゲート外の「久原本家 福岡空港店」の店舗では単品で購入できるので、その時に並んでいた7種を自宅で食べ比べてみることにした。

名店の味を自宅で!味噌汁7種を食べ比べ

福岡県久山(ひさやま)町の山里で、夏は野生の蛍が飛び交うという自然に囲まれた「御料理 茅乃舎」。名物メニュー、十穀鍋を自宅でも食べたいという要望からスタートしたのが、「久原本家」のだし商品だ。

自然に囲まれた、福岡県久山町の『御料理 茅乃舎』
『御料理 茅乃舎』の名物メニュー、「十穀鍋」

今回いただく即席味噌汁は、フリーズドライの最新技術によりお湯を注ぐだけで、つくりたてのようなお味噌汁を味わえる。化学調味料や保存料無添加で、国産の味噌を使用しているのもうれしい。海藻や根菜、緑黄色野菜など、身体によさそうな具材ばかりだ。

福岡空港にある「久原本家 福岡空港店」では、お味噌汁各種が一食237円~でバラ売りされている。その時に並んでいた7種を購入し、実食してみた。

今回食べ比べてみた7種類のお味噌汁。どれもだしが際立ち、具材の存在感がすごい!

1杯目は「長葱とわかめの味噌汁」

まずはお味噌汁の具の定番「長葱とわかめの味噌汁」を。

「長葱とわかめの味噌汁」は毎日食べたくなるブレのない定番の一杯

ベースも茅乃舎だしという基本の人気メニューだ。まずは長葱の食感が見事に再現されていることに驚く。そしてその量の多さ。かむごとに葱の風味がしゃきしゃきと口の中に広がるのだ。

2杯目は「海乃七草味噌汁」

翌日は同じく茅乃舎だし入の「海乃七草味噌汁」にした。

とろろ昆布やめかぶなど7種の海藻がはいった「海乃七草味噌汁」も人気

とろろ昆布、わかめ、めかぶ、もずくなど7種の海藻が入った具だくさんの一杯。焼きふがそれに優しくなじむ。身体にじわっと潮のエキスがしみこむようで、二日酔い気味の朝にいただくと元気になれそうだ。

3杯目は「あおさの味噌汁」

3杯目は「あおさの味噌汁」。

「あおさの味噌汁」は煮干しだしが際立つ海の味。具はあおさのみで食べやすい

これは煮干しだし入で磯の香りが際立つ一杯。久原本家の味噌汁のラインナップのなかでも1番人気に輝いている。具はあおさのみのシンプルなメニューなので、どんな献立とも相性がいいはず。これも我が家の常備碗に決定。

4杯目は「ほうれん草と卵の味噌汁」

4杯目の「ほうれん草と卵の味噌汁」も優しい一杯。

フリーズドライとは思えないフレッシュさを味わえる「ほうれん草と卵の味噌汁」

茅乃舎だしの旨味に、甘味のある国産の米味噌がうれしい。連日、フリーズドライのお味噌汁でも飽きないほど、それぞれ個性的だが、これは途中で煎りゴマとラー油を少しプラスして、味変を試みてみた。お味噌汁なのにちょっと中華風になるようで、これもなかなかいい。

5杯目は「なめこの味噌汁」

椎茸だし入の「なめこの味噌汁」は菜食中心の食事を心がけている人におすすめだ。

だしも椎茸だしという「なめこの味噌汁」は菜食主義を目指す人にも好評

今のフリーズドライの技術ってこんなに進んだの?と驚くほどの再現度で、国産なめこの量にも大満足。きのこの出汁×きのこの具というきのこ好きにはうれしい味。

6杯目は「きのこの味噌汁」

翌日に食べてみた「きのこの味噌汁」は「なめこの味噌汁」よりもコクを感じる仕上がりに。

何種ものきのこが入った「きのこの味噌汁」は茅乃舎だし入で合わせ味噌

なめこ、ぶなしめじ、舞茸などがかつお風味の香りと合い、米味噌と豆味噌のあわせ味噌でより奥深い味わいに。三つ葉もいいアクセントになっている。

7杯目は「ごぼうの味噌汁」そして“ベスト椀”は……

そして最後の一杯は煮干しだし入の「ごぼうの味噌汁」。

ごぼうがざくざく入った「ごぼうの味噌汁」は食べ応えがあり、腹持ちもよし

これは国産麦味噌使用の力強さを感じるお味噌汁だった。おろし生姜の風味も利いている。ごぼうもまた、これがフリーズドライ?と驚く再現度なのだ。歯ごたえのあるごぼうを具にするという発想も斬新だった。大地のパワーを享受できそうな椎茸の旨味に、煮干しのだしが、がつんとくるのだ。

ベスト碗は「海乃七草味噌汁」ちょっと贅沢に自分用にもギフトにも◎

1杯200円以上の即席味噌汁は私の日常には高級すぎて、贈答用!と思っていたのだが、このクオリティなら、ちょっと贅沢したい気分のときや、お味噌汁を作る余力がないときのプラス1品としてストックしておくのにいいかも。

ちなみに私のベスト碗は「海乃七草味噌汁」。これからの宴会シーズンに向けて、ちょっと肝臓が疲れた朝に食べたい、元気になれそうな一杯。ナンバー2はこれまた元気をチャージできそうな「ごぼうの味噌汁」だろうか。思いついてすぐに調理できそうなメニューではないし、麦味噌におろし生姜の隠し味も、風邪気味の時などに元気になれそう。シンプルな「あおさの味噌汁」も常備碗にするつもり。絹ごし豆腐などをプラスして具だくさんのお味噌汁を楽しもうかな。

通販・ネット限定でこの7種の各3食入、21食がセットになった「おだしがおいしいお味噌汁詰め合わせ箱」4590円(税込)は、受験生の甥っ子姪っ子がいる妹一家へのギフトにもよさそう。風味や食感、だしの奥深さなど、これが即席味噌汁とは!と感動するポイントがあるので、家族で食べ比べると盛り上がるはず。一人暮らしの方にも、大家族にも喜ばれそうなギフトとして最適だ。

この7種以外にも冬限定の「春菊香る蕪の味噌汁 みぞれ仕立て」や新発売の「揚げ茄子の味噌汁」などのメニューも。自宅ではシンプルに寝かせ玄米で一汁一菜を心がけている自分としては、忙しいときのお助けアイテムとなるはず。せわしなくなる師走に向け、心身ともに疲れたときにだしの利いたお味噌汁で自分自身を元気づけたい。

久原本家通販サイト
https://www.kubara.jp/

文・写真/間庭典子

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