かつては駄菓子屋で子供達を虜にし、東京・月島では町をあげての名物となったもんじゃ焼き。そして今、月島を飛び出し、都内各所で新店ができるブームとなっている。今回は下町もんじゃの焼き方を紹介!土手を作るのは月島流。下町流はも…
画像ギャラリーかつては駄菓子屋で子供達を虜にし、東京・月島では町をあげての名物となったもんじゃ焼き。そして今、月島を飛び出し、都内各所で新店ができるブームとなっている。今回は下町もんじゃの焼き方を紹介!土手を作るのは月島流。下町流はもっと簡単!東京・町屋の老舗『浜作もんじゃ会館』でその焼き方を教わってきました。
【下町もんじゃの焼き方!】混ぜて、のせて、あとは待つだけ
焼くのはこちら→『浜作もんじゃ会館』明太もちチーズもんじゃ 1400円
1.温まった鉄板に油を大さじ1程度入れて、ヘラで広げる。
2.下町流はここで生地に味付け。具材にソースをひと回し加える。
3.今回は明太子入りなのでほぐしながら、具材全体を混ぜ合わせる。
4.具材と汁を鉄板に縦に広げる。下町流は土手を作らず、数回に分けて汁を入れる。
5.鉄板に広がった生地をヘラで整える。あとは待つこと約3分。
6.モチに半分くらい火が通ったら食べ頃。好みで青のりをかけて完成!
7.コテは下向きに押さえてこそげとるといい具合に焦げも取れて◎
昭和42年創業『浜作もんじゃ会館』@町屋、柔らかな後味の下町もんじゃに思わずおかわり!
昭和42年創業。数々の有名人も通ったもんじゃの名店で食べられるのは、まさに下町のもんじゃだ。荒川周辺の地域で発展した下町もんじゃは、とにかく自由なのが特徴。味付けは自分で、焼き方の決まりもなし、具材もお客さんのアレンジでバリエーションが広まった。
浜作もんじゃ 1280円
「もんじゃなんて鉄板に出して放っときゃいい」というのが常連さんの言。なんだか適当だが、実際触りすぎない方が程よいとろみでおいしくなるのだそう。たしかに、ソースで濃いめに味付けた月島もんじゃに対して軽い味付けの下町もんじゃは、さらりとした食べ心地。
特に同店では、やさしい魚介系のダシに切りイカを加えることで、しっかりした旨みがありつつ柔らかな後味になっているので食べ疲れが全くない。よし、大将もう一枚ください!
[住所]東京都荒川区荒川6-4-11 伸和ビル2階
[電話]03-3819-4855
[営業時間]16時〜22時半(22時LO)、土・日・祝11時〜22時半(22時LO)
[休日]木
[交通]地下鉄千代田線町屋駅3番出口から徒歩2分
撮影/鵜澤昭彦、取材/藤沢緑彩
※2023年12月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。