2024年3月号の『おとなの週末』ではじめて単独で特集が組まれた「トースト」。「王道トースト」担当の肥田木、「変わり種トースト」担当の藤沢、「フレンチトースト」担当の池田によるライター陣に、担当編集・戎の合計4名がそれぞ…
画像ギャラリー2024年3月号の『おとなの週末』ではじめて単独で特集が組まれた「トースト」。「王道トースト」担当の肥田木、「変わり種トースト」担当の藤沢、「フレンチトースト」担当の池田によるライター陣に、担当編集・戎の合計4名がそれぞれのトーストについて語ります。
今キテる?行列もできるトーストの魅力は
戎「トースト、奥が深かったですね。テーマを変えればまだまだ特集できそうです」
池「うん、まず驚いたのはフレンチトーストの人気店はどこもほぼ行列だったこと。平気で40分~1時間待ちとか。思った以上に、今人気?」
肥「私もシナモントーストを目当てに行った『高山珈琲』で1時間待ち。王道のトーストやサンドが人気の『エスポワール』では14時前に着いてパンメニュー完売。店前で膝から崩れ落ちたもんね。でもそれだけにどっちも食べた時のうれしさ倍増で。シナモントーストってこんなにおいしかったんだ!と初めて思ったし」
戎「そういえばパン好き女優の木南晴夏さんがトーストのおいしい食べ方として食パンに切り目を入れてバターをのせて焼いていたのですが、それに近いのが『エスポワール』のバタートーストでした。あれくらい厚切りでバターたっぷりしみしみがうれしい!」(「王道トースト」が美味しい喫茶店5選について、詳しくはこちら)
藤「変わりトーストも楽しかったですよ。驚くのは奇抜なアイデアなのにどこも歴史が長いということ。創業50年超えの『珈琲アロマ』のオニオントーストや、のりトーストが有名な『エース』など、こんな変わった味を思い付いて、しかも人気が長く続いているのがすごい。使うのはごく普通の食パンだったりするけど、アイデア次第でポテンシャル以上の味になるのが面白かった!」
戎「わかります。シンプルなメニューだからこそ、店の個性が出るのかも。パンの切り方ひとつ取っても、厚切りだったり、薄切りだったり、耳のありなしだったり」
肥「サクッと焼くか、ふわっと焼くか、パンの選択や焼き加減もそれぞれで。王道トーストがおいしい喫茶店は地元に長く根付いている店も多く、そういった店は町の“顔”でもある。しっかり喫茶文化を感じさせる特別な空間で過ごすのもまた楽しいよね」(「変わり種トースト」が美味しい喫茶店4選について、詳しくはこちら)
池「フレンチトーストは使うパン自体が重要で、そこに各店の違いがあったな。『チャイブレイク』や『THE FRONT ROOM』のように自家製ブリオッシュを使うところ、バゲットやフランスパン系、角食……。特にブリオッシュはパンそのものにも卵とバターをたっぷり使うから相性がよかった~」
トーストが旨いとドリンクも絶対旨いの法則
肥「フレンチトーストってあまり食べないんだけど、今はどんなのが人気なの?」
池「今回は正統派の延長線上で追っかけたんだけど、中がとろんとろん系が人気かな。それも旨いけどナイフとフォークで食べるような、ジューシーだけど適度にフォルム保つ系も好きなんだよな~。幅があるから好みを見つける楽しみもあるね。看板ドリンクがどこもトーストと相性抜群で旨いのも印象的だった♪」(「フレンチトーストの傑作4選」について、詳しくはこちら)
藤「それ!変わり系もトーストがおいしい店はコーヒーのクオリティも高い店が多かった。喫茶店だから当然とはいえ“トーストというサブメニューにも手を抜かない店はコーヒー(ドリンク)も絶対旨い法則”あると思う。ぜひ両方一緒に楽しんでほしいです」
戎「その法則、ありですね。喫茶店は雰囲気からして落ち着きますし、そこの定番トーストって、ふわふわサクサク、ほっこりあったかい癒し系メニューだと思うんです。日々に疲れている人はぜひ外食でトースト&コーヒーの癒し時間をオススメしたい。もちろん家庭でも日常的に使える『N(塗り)-1グランプリ』も参考にしてくださいね!」(「トーストに何塗る?N-1グランプリ」について、詳しくはこちら)
撮影/西崎進也(カフェ・ド・エスポワール)、小澤晶子(珈琲亭ルアン)、文/肥田木奈々
※2024年3月号発売時点の情報です。
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